「釣り人は年齢とキャリアを重ねるとともにだんだん自分の好みが定まってくる。…釣果そのものより、限られた時間をどのようにキモチよく過ごすかが大切になる。…そんなとき、上質な管理釣り場はよい友だちになる。
釣りの楽しみ方も成熟してきている。日本のフライフィッシャーの知識と理論、魚を釣る力量の平均レベルは世界で有数だ。観察力が向上すれば、釣りを楽しむ奥ゆきも深まる。はやい話、フライフィッシングなら考え方次第で釣り堀でも充分に楽しめる。
次頁からは、全国の小誌取扱店に〝オトナが楽しめる全国の管理釣り場33〟と、そこでの楽しみ方のアイデア例を紹介してもらった。釣りはしょせん人それぞれの好みだから、異論もあるだろう。どこに行くか、どう楽しむかのヒントにはなると思う。
管理釣り場を含めた、川、湖、池に放流されている、釣り人一人あたりの〝釣れるマス〟の数は、おそらく日本が世界一だろう。マスの数は多く、行ける釣り場の数も多い。
そんなマス釣りの時代に私たちは生きている。」
(第95号/特集◎オトナの管理釣り場より抄録)