魚が喰わなくなると本を読みはじめ、一度読み出すと脇で船頭がいくら大物をあげても見向きもしない。読書には船中がもっとも良いと言っていたらしい。…
岡倉天心〈夢を釣る詩魂〉
なにしろ、大きすぎるのだ、魚が。海にいるサメならいざ知らず、アマゾン河ではなく日本の川にいる魚が二メートル以上にも育つなんて。…
佐々木栄松〈カムイの輝く光を浴びて〉
今や、すべては小ささにむけて雪崩をうって移行している。そんな中、孤塁を守るのが、実は釣人のホラなのである。…
尾崎一雄〈大きいことはいいことだ?
以上、話題の新刊『文豪たちの釣旅』大岡玲著から抜粋。
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