かわいそうに、いつのまにかフライの雑誌社の社運を賭けられた新刊『朝日のあたる川 赤貧にっぽん釣りの旅二万三千キロ』は、本日までにご注文をいただいている分の発送が終わりました。もうすぐお手元に届きます。
一ヶ月も前からご予約をいただいていた方、長くかかってすみませんでした。本日までに発送分の皆様には、フライの雑誌社特製・幸運を呼ぶ「赤貧バッジ」が付いています。(バッジはまだありますが欲しい方はお早めに)
またこの新刊『朝日のあたる川 赤貧にっぽん釣りの旅二万三千キロ』の書評依頼を兼ねたプレスリリースを、各媒体へ合計約300件ほどお送り申し上げました。
本来こういったPR業務は、ふつうの版元ではPRの専門会社さんへ依頼します。その方がいろいろな節減になりますし効果的でもあるでしょう。ただ小社は赤貧ですし、基本的に自社社内でできることはぜんぶやる、社内でやれないことはやらない(やれない)のが伝統でもあります。
というわけで、あらかじめ仕込んでおいたリストに基づいて、ほぼ熱中症になりながら一昨日から今日にかけてプレスリリースの詰め込みと発送を行いました。一刻も早く世の中に新刊の情報をリリースしたいとの思いからですが、ほんと死ぬかと思いました。
試しに本日分の送りの荷物を積み重ねたら、標高2メートルをオーバーしました。ついさっきクロネコヤマトさんが引き取りにいらして、珍しく引いてました。こころの中で小さくガッツポーズしました。
本は版元にとって子どもと同じです。手塩にかけた子どもの背中を自分の手でドンと押して、世の中へ送り出してやりました。
がんばれ赤貧本。