進化論ものが来るのか

ネアンデルタール人の核DNA解析にほぼ成功したとの論文が『nature』誌に発表された。ネアンデルタール人とヒトとのDNA一致は99.5%だというが、チンパンジーとヒトのDNA一致が98%であることを思えば、惜しかったねという感じ。それよりもわずか10年前までmt(ミトコンドリア)DNA解析がせいぜいで化石を破壊検査するだけで大騒ぎだったのに、ネアンデルタール人の核DNAを30億塩基対中100万塩基対まで解析しちゃうなんて、猪木ゲノムもびっくりの技術進歩の方にぼう然としたい。最新号の『ナショナル・ジオグラフィック日本版』の特集は「アファール猿人の化石発見」。330万年前の猿人少女の表紙がかわいい。遺跡ねつ造事件から7年、再び進化論もののブームが来ることになるのか。で、今日見本が届くことになっている『フライの雑誌』次号第75号の特集も、たまたまだけどじつはけっこうそういう時流に乗っているのかどうなのか。
国立ラパンでカフェメシの後、三鷹マグノリアでホットチョコレートと珈琲、シフォンケーキ。『日本人のルーツ探索マップ』(道方しのぶ著)を読了。