長野県へ取材に行ってきました。 Post:2016/9/282017/6/5Update:2017/6/5 長野県へ取材に行ってきました。 写真で紹介。 向かう途中のサービスエリアのベンチでアカスジキンカメムシの幼虫。そのままにしておくと観光客から確実に殺されるので、いやだったけど手のひらに乗せて近場の植え込みへ移殖放虫。きれいになれよ。 片道250㎞走って行ったのに事前情報通りの大濁流だった。取材になるのだろうかと不安になる。 釣り竿を持って行ったので、濁りが多少ましな支流へ入って、一応釣りをしてみた。 橋のたもとで釣り人二人と出会った。初めて会った三人が名前も年令も仕事も抜きで、すぐに仲よくなって色々話せるのが、釣りのいいところ。友だち申請? いらないよ。 二人と別れたあと、一人で釣り下った。条件は最悪だったがさくっと結果出しておいた。25センチもないくらいだけど流れの中でかかると5番ロッドをグイングイン持っていく。さいきんはアウェーで条件悪くてもボウズはまずない。ただし自分で納得しちゃうと、「もっと大きいのを」「もっとたくさん」釣るためにがんばる、ということもまずない。いい意味でもそうでもない意味でもトシ食ったんだろう。 万能フライ〈O.S.P.〉(オー・エス・ピー。第109号CDC特集参照)。黒のCDCをハックリングして鹿児島ちゅうまんの夢屋産フラッシャースレッドのリビング。かんたんなフライですまぬ。でも釣れるんだこれが。 すごい偶然。鹿児島の友人Oさんと川で会った。法事へ出席するため、たまたま長野へ来たのだという。同じく鹿児島の釣り友だちSさんも一緒に来ていた。最近の法事は、釣り道具を完ぺきに揃え、防水バッグへ長靴をパッキングし、かつ友だちを連れて飛行機で参加するらしい。うれしいことになんと今夜二人が泊まる宿はわたしと一緒だった。せっかくなので夜は地元の友人Kさんにお願いして、Kさん行きつけの気持ちのいい居酒屋で四人で大宴会。すばらしく楽しかった。偶然っていいな。 ゆうべは楽しくてのみすぎた。翌朝、ガンガンする頭を抱えつつ、次号110号のフライベスト特集を思い出して、Sさんのフライベストを取材させてもらう。しっかり仕事した。 Oさん、Sさん、Kさんに素敵な偶然で会えて、いい取材になった。思いは伝わった。 わたしの車に入っていた羽舟竿5フィート9インチ・3ピース、2/3番、VスリットグリップをOさんとKさんに振ってもらう。個性的な羽舟竿を初めて触ったというのに、二人ともひと振り目から自由自在に操る。さすが鹿児島ちゅうまんの夢屋のフライキャスティング教室の卒業生と唸るしかない。「繊細な作りだね」「このグリップは手の中で曲がるのが分かって気持ちいいね」と鹿児島弁で語って、楽しそうだった。 宿のキータグ。外出は祭でチェックアウトも祭。お囃子が聞こえてきそうだ。 『フライの雑誌』第 109号: 大特集◎カモ尻(CDC)大全 CDC来日30周年記念|知られざる真実と日米欧の最新事情、よく釣れるフライパターン/新連載「魚の性格」近藤雅之/シマザキフライズ with CDC 2016 島崎憲司郎 CDCシナモン・アント2016/M&Cバリアント2016/スパース・アイカザイム2016/マシュマロ メガクリケット2016/CDCパラシュート2016/マシュマロ バザー 2016/アイカザイム2016 Marshmallow Mega Criket 2016/Marshmallow Buzzer 2016/IKAZAYIM 2016 CDC新時代への扉をノックする。