富士五湖のひとつ河口湖は、平安時代に大爆発した富士山の溶岩流が、川をせき止めてできた。
約1200年後の河口湖には、地元の人がハゼと呼ぶ、琵琶湖由来のスゴモロコがたんまりいる。地元では、移入種のワカサギ、ヘラブナ、ニジマス、ブラックバス漁業を盛んに行い、観光の柱にしている。河口湖ならずとも現代社会の経済は移入種なしには成り立たない。
河口湖の自然は人為そのものである。
現在のそんな河口湖の自然を生業とし、生きがいとする人もいる。
少年時代の夏休みを河口湖ですごしたわたしにとって、河口湖にいるワカサギ、ヘラブナ、ブラックバスは、昔も今もかけがえのないこころの友だちだ。
昨日の河口湖では、超でかバスが来たけど、ぐにぐにやられてハリを伸ばされた。そのかわりブルーギルはドライで入れ食いだった。
ギル釣って幸せだった。
しごとがんばろうと思った。
> 人新世の現実と内水面の釣り 『外来種は本当に悪者か?』を読み解く 1(水口憲哉)
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