次号フライの雑誌-第112号の内容紹介ページを公開しました。次号も厳選記事を色々盛りだくさんでお届けします。10年後にあってもなくてもいい記事なら、べつに今なにもわざわざ紙に刷る必要はないんじゃね、という気合いで編集しています。10年、いや50年たって、あのとき買っておいてよかったな、と思っていただける一冊になりました。
次号の目玉は、オイカワ/カワムツのフライフィッシング特集、満を持しての第二回ということになります。前回特集した106号は予想を覆しあっというまに売り切れてご迷惑をおかけしました。前回よりも心・技・体の精進を重ねました。賜杯間違いなしです。よりお役立ち系の内容になったはずです。
オイカワ/カワムツをいつでもどこでも思い通りに釣れるようになれば、つらいこともあるきびしいこともある人生だって、腹の底から笑って乗り切れます。オイカワ/カワムツはうちの近所にいないんだよ、という方にも「あー、そうだったんだー」と思っていただけるフライフィッシングライフを楽しくするトピック満載です。まずはページを開いてみてください。
第二特集は、異分野対談 中村善一×島崎憲司郎 画家の視線とシマザキワールド(後篇)です。約1万字・文字だらけで10ページをぶち抜いた前篇には、読者から多くの反響がありました。ああいう濃厚な記事をしっかり読んでくれて、きっちり評価してくれる読者がいてくれるのが、あらゆる意味で小誌の支えになっています。読者の存在あってこその創刊30周年です。本当にありがたいことです。
後篇のほうは、前篇を受けて会話のすそ野が意外な方向へと広がります。人と人とが出会うことを、桐生のあたりでは〈行き合う〉と表現します。画家とフライタイヤーというまったく異なるふたつの人生が『水生昆虫アルバム』を通じて行き合い、交差する際に放った不思議で興味深い風景を記録しました。これもまた10年、いや50年たったときに、さらにその価値が高まる記事のひとつになるでしょう。
〈フライの雑誌-第112号〉は、友の会会員の皆さまへの7月30日先行発送から始まり、順次お届けしてまいります。どうぞご購入をよろしくお願いします。