〝僕〟の旅はつづいている

29歳、家無し、職無し、彼女あり。
こんな僕にも朝日はのぼる!

上京10年、ミュージシャンの夢はかなわなかった。仕事もアパートも捨て、新しい夢─日本縦断釣りの旅へ出た。僕に残っているのは、釣りと仲間と彼女のエミ。 ─恋あり涙あり冒険あり。崖っぷち無職男の夢は覚めるのか!?

「旅に行かないで!」(エミ)
「みんな、お前の夢に乗ってるんだよ」(先輩)
「お前とうとう漁師になったんが!?」(山形のじいちゃん)

真柄慎一(著) カバーイラスト:いましろたかし

名作『朝日のあたる川』の著者、真柄慎一さんとその一族、最近来てる荻原魚雷さんと、浅川でオイカワのフライフィッシング、からの河原のランチ会。

秋晴れの日曜日。

小さくて大きな幸せ。

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関わった本はすべて自分の子どものように愛しているのが編集者ですが、「朝日のあたる川」は正直なところ今まで編集やってきて、とりわけでき愛レベルの一冊です。もっともっと多くの方に読んでほしいと、こころから願っています。(ホリウチ)

オイカワはたいてい裏切らない。(しっかり下見はしておいた)
スキレットでこんがりと肉を焼いて、健康のためにキャベツとトマトを入れたら、鍋になってしまった。それはそれでうまいけど、ちょっと納得いかないかも
真柄慎一さんと荻原魚雷さん、何もなければたぶんお互い一生交わらなかったろう二人の接点になったのが「フライの雑誌」と思うと、感慨ぶかいです
「朝日のあたる川」の〝僕〟の旅は、彼女(当時)のエミちゃんと二人で、山形の実家の川を歩くシーンで終わっていた。そしていま東京に真柄一族4人の姿があります
朝日のあたる川―赤貧にっぽん釣りの旅二万三千キロ (フライの雑誌社新書)  真柄慎一
フライの雑誌-第112号 フライの雑誌大特集オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
身近なビッグゲーム 中村善一×島崎憲司郎 異分野対談 
画家の視線とシマザキワールド 後篇
○ニジマスものがたり 最終回 ─研究者として、釣り人として 加藤憲司
○連載陣も絶好調
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『フライの雑誌』第112号
本体1,700円+税〈2017年7月31日発行〉
ISBN 978-4-939003-71-4 AMAZON