22番の黄色いの

まさのあつこさんのYahoo!ニュース。〈石木ダム:2012年の河川官僚バリケードが招いた2017年の住民座り込み〉。「心を殺し、思考回路を切った」バリケード官僚さんたちの目が死んでる顔写真がすべてを語っている。彼ら生きてて楽しいのかな。

というのはもちろん大きなお世話だ。

役人でも政治家でも向こう内で適当に泳いでる分にはどうでも構わないのだが、他人様の庭を汚したり、我々のポケットに手を突っ込んでくるのが習性の生き物で、しかも放っとくとどんどん増長するから、「ちょっとアンタ調子にのってるよ」言って、ときどき首根っこをつまんだほうがいい。

校了したので小菅川で七輪会。

激さむですよーお
まじ寒くてフライフィッシングっていう感じじゃない。朝一からがんばっていた勤勉な清水さん以外で初の一尾はシーズロッドの藤塚さん。そういえば藤塚さんは帰り道に寄ったコンビニで「これが好きなんですよ」と言って子どもが喜ぶようなアメリカンドッグを求め、「かならず二つかけるんです」と言ってマスタード&ケチャップのパックを二つかけていた。アメリカン。藤塚さんが作る竹竿のアクションはとりたててアメリカンなアピールというより、日本の標準的な渓流にマッチしたしなやかさ。あ、ロッドソックスとかロゴのデザインは多少’50年代アメリカンの雰囲気かも。
寒いから早めにご飯にしましょうね。秩父漁協の人間重機・内田さんがつくってくれた秩父もつのしょうが煮込み。うまいのあったかいの。
同じく内田さんの内田式「垂らし焼き」。冷やご飯をとじこんだお好み焼きみたいな感じ。ソースでいただく。紅しょうがが内田式。うまいうまい。もう一枚。
いつものキャベブー・スキレット。本日はリンゴを投入してみたところ、これが甘くて酸っぱくてよろしかった。次回はキノコ入れよう。ちなみにわたしが持参のイワタニのカセットコンロはあまりの激寒のために使いものにならず。寒冷地用でもだめ。安藤さんのコールマン・ガソリンコンロに助けられた。アウトドアの基本知識ですな。
稚内の漁師の息子、たなかさんの北海道カレイの一夜干し。またこれがうまい。釣りたい時に釣りたい釣りして食べたい時にうまいものを食べられる、これ以上の幸せがあろうか。いやない。と、安藤さんの笑顔の下半分が語っている。
カレイがこんがり焼けました。厨坊二名もカレイにむしゃぶりついていた。「お前らさすがにもうお腹いっぱいだろ」「いやまだ喰える」「まだ喰いたい」。そうですか失礼しました。キャベブーの第二弾焼いてやるよ。
これ釣るのたいへんだった。ドライフライで出した。22番の黄色いの。思わずドヤった。竿はシーズロッド「オリジナル」の2/3番。わたしはこの竿と相性がいい。この竿を使うと大きいのを釣ったり、たくさん釣れたり、今日みたいにボウズを逃れられたりする。「ドライで出るよ。黄色いの!」の情報で、内田さんがパタパタと数尾。今日の釣りに、羽舟竿を持っている人は全員、羽舟竿を持ってきていた。それぞれにそれぞれの思いがある。またみんなでうまいもの食べてフライフィッシングしよう。楽しいのは楽しいうちだ。

これ絶対ドライフライのマテリアルに使えるよね。絶対不沈艦

フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|各界で活躍中の個性派釣り人に聞きました。あなたの〝次の一手〟はなんですか。川野信之/黒石真宏/碓井昭司/本村雅宏/渋谷直人/平野貴士/坂田潤一/遠藤早都治/加藤るみ/田中祐介/山本智/中原一歩/山﨑晃司
○天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在
○連載陣も絶好調
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『フライの雑誌』第113号
本体1,700円+税〈2017年11月30日発行〉
ISBN 978-4-939003-72-1 AMAZON

第92号 ただ一本の竹竿(バンブーロッド)2(2011) 表紙は中村羽舟さん