東京の多摩川で、禁止されている漁具を使ってフナを取ったとして、警視庁は5日、いずれもベトナム国籍で建設作業員の26~35歳の男3人を、都内水面漁業調整規則違反の疑いで書類送検した。多摩中央署への取材でわかった。3人は「フナを食べたかった」と話し、容疑を認めているという。
(朝日新聞12/6)
多摩川での網漁具の使用は、東京都内水面漁業調整規則で禁止されている。とはいえふつうこのレベルの同規則違反で警察が動くことはほとんどない。
今回、警察がわざわざ発表し、それをあえて朝日新聞が記事にした理由は、捕まったのが、〈ベトナム国籍で建設作業員の26~35歳の男3人〉だったからだ。〈通行人からの110番通報で発覚〉というのが、さらにむにゅむにゅ感をつのらせる。
ちなみに内水面漁業調整規則は、内水面漁場管理委員会の意見を聴いて知事が定める。漁場管理委員会は釣り人と非常に深く関わっている。しかし実際の委員会の内実は、なかなか微妙である。
「フライの雑誌」編集部は、各都県の内水面漁業調整委員会をたびたび傍聴し、第67号(東京都委員会)、第71号(神奈川県委員会)などに記事化してきた。
傍聴人はわたし一人しかいないのに、傍聴者は写真撮るなとか、発言するなとか、いろいろ言われてきた。
第71号の記事には、神奈川県の事務局から主旨がよく分からない抗議文をちょうだいした。さらになにか言ってきたら全面展開しようと待っていたのだが、その後、なにも言われなかった。
フライの雑誌の記事が、先方の痛いところを突いたのだろうと、勝手に解釈している。
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