今年もいいことありそうだ小菅川

1.7(月)、上州屋八王子店巻き場フライデーズさんの声かけによる小菅川親睦釣行会&餅つき大会へ参加してきました。写真で紹介。

超快晴。遊びでも仕事でも釣りがらみで雨にたたられたことがほぼないわたくし
廣瀬屋旅館さん前で新年もちつき大会。杵が振りおろされるたびに「よいしょー」というかけ声。相撲部屋か。わたしも一緒に「よいしょー」と叫んでたら、隣りにいた近所の厨坊にコートのすそを引かれ小声で「恥ずかしいからやめて!」と、イヌを叱るみたいに「シッ!」と怒られた。なにをきみ、新年だし大きな声を出すのはあたりまえだろう。人生恥ずかしがっていいことないことは、きみなんかよりわたしのほうが身にしみてよく分かってるんだかんな。きみがいやがるなら、じゃあもっと大きな声だしてやる。さあさ皆さんご一緒に、それ、よいしょー!!!
廣瀬屋さんの宴会場でもちバイキング。もち食べすぎた安藤さんとわたし、宴会場からしばらく動けず。もちは炊いたゴハンに換算すると分量二倍だよ。しかももち米。写真は一番人気の超おいしい雑煮
釣りの方は超シブい状況。この季節、川にお陽様があたるのは午前8時から午後2時前まで。超寒いなか、一番いい場所に一番上手なひとが陣取っている。赤いカバンのこのひと(第84号の隣人のフライボックスに出てくださった市村晃さん)は実は昨日も小菅に来ていて、さんざん釣り荒らしていたらしいと後で知る。市村さんが釣った後はぺんぺん草も生えないんじゃあ
この日も圧倒的に数を釣っていた市村さんのフライボックスを見せてもらった。市村式クロスオーストリッチが並んでいる。いつもは無敵の通称イッチーバグを落とすと魚が脅えて逃げる状況で、なぜかクロスオーストリッチは反応を得られたみたい
秩父から参加した人間重機で自動もちつき機、内田さんでさえもこの日の釣りはけっこう苦労していた。それでも誰も注目していなかった流れの中に魚の群れを見つけて、「二年前に清水さんにもらったクロスオーストリッチ」で釣ったのはさすが。「ガン玉でむりやり沈めたんだヨー。黒はダメで茶色に来た。」とのこと。野生のカン
鼻をふくらませて参加したのにあまりに釣れないので心の底から沈黙していた近所の厨坊。不憫に思い、「ちょっと貸してみ」と言って竿を奪い、おれがサッと釣ってやろうと思ったのに大苦戦。やばい。内田さんに釣れるポイントとガン玉をゆずってもらい、やっとのことで一匹。すかさず厨坊を絶対釣れるポジションに移動させ同じ釣り方をさせてもう一匹。あぶないところだった。新年早々ボウズはいやだ。釣れたフライは近所の厨房が自分で考えて巻いた「牧さんのインセクトダビングの白いのをエッグみたいにふわっと巻いて、井上さんがやってたみたいに歯ブラシでぼわぼわさせた」やつ。スレッドは使わずシマザキ式のワイヤーボビンだとか。なにげに最先端なことやってやがる。おかげさまで釣れました。でかした。今年もいいことありそうだ
『フライの雑誌』89号(2010)
『フライの雑誌』90号(2010)
『フライの雑誌』第110号(2016)
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|各界で活躍中の個性派釣り人が熱く語る〝次の一手〟とは。川野信之/黒石真宏/碓井昭司/本村雅宏/渋谷直人/平野貴士/坂田潤一/遠藤早都治/加藤るみ/田中祐介/山本智/中原一歩/山﨑晃司
○天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在
○連載陣も絶好調
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『フライの雑誌』第113号
本体1,700円+税〈2017年11月30日発行〉
ISBN 978-4-939003-72-1 AMAZON