使いたい川は決まってる。

本誌に「トラディショナル・スペイキャストの基本スタイル」を連載してくださった川本勉さんのFLYイナガキさんが、新しく〈トラディショナル・スペイキャスト〉用のフライラインを開発した。DT8F・DT9F・DT10Fの90フィート。「トラディショナル・スペイキャストを実現する、ダブルテーパー サーモンスペイライン」とのこと。

じつはこのラインの企画を耳にした時点で、インサイダー気味に個人的に予約してあって、すでに一本手元へ届いてる。すみません。

だって川本さんのスペイキャストを実際に見れば、あのかっこいいキャストを自分でもやりたくなる。ラインがあればできるものではないが、ラインがあればできるかもしれないでしょ、と思うのが、釣り師の性。

> 川本勉さんのトラディショナル・スペイキャストと逆ドリフトを見てきた。

もうひとついうと、イナガキさんは、新しくグラスロッドとグラファイトロッドもリリースするという。こちらの情報は昨日聞いた。

イナガキのグラスと言えばあの幻のゼフィルス。なにしろ数が少なかった。自分で現物をさわって、これぜったい欲しいでしょと思った時には、もうモノがなかった。今は市場価格がとんでもないことになっている。

次にイナガキグラスがでるならぜったい買うと決めていた。ラインもロッドも、使いたい川は決まってる。雑誌は遅いがこういうことは早い。

締切までに実物を入手できれば、第114号でレポします。「フライの雑誌」の場合は、パブリシティとかステマとか忖度(そんたく)がありません。ぜんぶ自腹、ぜんぶ平等、ぜんぶ本音。ご期待ください。

トラディショナル・スペイキャストを実現するフライライン(90ft)
[フライの雑誌-直送便] 「フライの雑誌」次号第114号は6月に発行します 
大特集◎オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2) フライフィッシングの魅力いっぱいの身近なビッグゲーム 人気特集第二弾! ベストフライとその釣り方・オイカワロッド振り比べ・台湾のオイカワ・伝承ハヤ毛バリ・分布と増殖・実戦ドライの釣りとスイングの釣り他 ●中村善一×島崎憲司郎 異分野対談 画家の視線とシマザキワールド (後篇)●山と河が僕の仕事場 牧浩之 ●ニジマス物語最終回 加藤憲司 ●海フライ 中馬達雄 ●荻原魚雷 樋口明雄 ウッディ小林 ●マグロを釣るのは罪なのか 水口憲哉 ●ルポ:シマザキフライズ・タイイングセッション フライの雑誌 112(2017秋号): amazon 
 
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|川野信之/黒石真宏/碓井昭司/本村雅宏/渋谷直人/平野貴士/坂田潤一/遠藤早都治/加藤るみ/田中祐介/山本智/中原一歩/山﨑晃司
○天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在
『フライの雑誌』第113号
本体1,700円+税〈2017年11月30日発行〉
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