本誌読者はご存じのように、島崎憲司郎さんの[Shimazaki Flies シマザキフライズ]プロジェクトの存在が、初めて公に明らかになったのは、フライの雑誌-第102号(2014夏)だった。前段階を含めるとプロジェクトが動き出してから早5年の月日がたとうとしている。
イベントなどでのいわゆるタイイングデモは、2015年の春を最後に一切行なっていない。あれだけ毎日通い込んでいたハヤ釣りもぴたっとやめた。ひたすらスタジオにこもり、[Shimazaki Flies シマザキフライズ]に没頭する日々だ。
スタジオの中で何が行なわれているのかを知る人は少ない。そもそもスタジオ内へ出入りする人間がきわめて少ない。おこぼれ狙いで周囲を徘徊した業界人も数名いたようだが、自然に姿を消したという噂だ。子どものように夢中になって[Shimazaki Flies シマザキフライズ]へ打ち込む憲司郎さんのピュアな姿に、我が身が恥ずかしくなったのだろう。
フライの雑誌編集部では、今回、幸運なことにインセクトラウトスタジオの内部へ入る機会を得た。[Shimazaki Flies シマザキフライズ]がどこまで進んでいるのか、憲司郎さん自身が「タイヤーとしての集大成」と位置づける[Shimazaki Flies シマザキフライズ]プロジェクトの中身は何なのか、期待高まるローンチはいつなのか。
フライの雑誌次号第114号では、[Shimazaki Flies シマザキフライズ]の、さわりのさわりのさわりのさわり?を紹介できるのかなあ?と思います。