芋けんぴ「俺?」

いま、一人で芋けんぴをかじっていたら、歯が欠けた。

こんなとき、歯が欠けたのを芋けんぴのせいにする人が世の中には多すぎる。

芋けんぴにしてみれば「俺?」。

わたしは歯が欠けたのを芋けんぴのせいにするような卑怯ものではない。正々堂々と事実を受け止める。

しかし同じ歯を欠くにしても、一人で芋けんぴかじっていたらというのが何とも。

気持ちがおさまらないのでぜんぶ食べてやった。

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西山徹さんがフライでバス釣りしてる動画があった。なつい。

トラウト・フォーラムの会合で最初に西山さんに会ったときは(うわ、西山徹がいるよ)とけっこうビビった。なにせわたしの世代には西山徹はアイドルだったから。

一緒に釣りへ行くチャンスがあったとき、仮想の親類へお亡くなりになってもらって、会社の会議を当日ブッチした。西山さんの車の助手席に乗って、野反湖へ釣りへ行った。うれしかったな。

あのブッチで、わたしのカタギの道が閉ざされたのだった。後悔はない。たしか「葛西善蔵と釣りがしたい」にも書いた気がする。

いま思えば、あのときの西山さんでまだ40そこそこだったはず。みんな若かったんだな。

そんなことを考えていたら、「葛西善蔵と釣りがしたい」へ取次の地方小出版流通センターさんから急に、小社規格で大量の注文をいただいた。もちろん在庫が足りないので倉庫から送ってもらうように手配した。

「葛西善蔵と釣りがしたい」へ大量注文なんて、珍しいこともあるものだ。あした世界がカイジュウに襲われたらわたしのせい。

芋けんぴのせいではありません。

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弊社は地球にやさしいをモットーに、ヒトモノカネを常にギリギリで回しているため、雑誌発売前のご予約の様子でギリギリの部数を印刷して売り切れたらごめんなさいという、ギリギリ・プリント・システム(G.P.S.)を採用しています。できれば [フライの雑誌-直送便]あるいは、お近くの販売店さん・ネット書店さんへご予約をお願いします。

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四月に高知で買ったのが美味しかったのだが多方面へ気軽に配りすぎて自分のとこのがなくなり、カルディで似たのを買ってきたらこのざま。
島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
フライの雑誌-第114号特集1◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング 特集2◎[Shimazaki Flies]シマザキフライズへの道1 島崎憲司郎の大仕事 籠城五年
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フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在AMAZON
フライの雑誌-第112号 オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
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