日本のフライフィッシング人口は何人か

高円寺ペリカン時代さんで荻原魚雷さんと次号ご寄稿の打ち合わせ。という名目の飲み会。

からの帰り道、駅前で「2000万あれば15年は暮らせるよなー!」と大声で語っている若いバンドマンたちとすれ違った。いかにも高円寺らしくて微笑ましい。

と言いたいところだが、わたしなら25年は余裕だ。まだまだだな、若者よ。

あとそれにだな、2000万円という金額がどこから出てきたか知らないが、そんな大金、ふつうにしてれば君らもわたしも一生手にしないからいいんだよ。どうやって使おうかなんて考えるより、君らはギターの練習しましょう。わたしはフライでも巻こう。

睡眠大事だからサマータイムはまじでやめて欲しい。時間泥棒め。オリンピックと言えば何でも出来る、俺たち無双、うんうん、アッタマいいぞ、うんうん、と政治家どもは思っていらっしゃる。選挙でお仕置きだべ。

起きたくない時間に無理やり起こされるのと、車を運転してるときに横で「わッ」とか言われるのはほんときらい。ふだん温厚でホトケと呼ばれるわたしが我を失うほど怒髪天を突いてしまう。

サマータイム導入は権力の試し斬り。その先もある。やっぱり選挙でお仕置きだべ。

早くいなくなってほしい人がいつまでもいて、いつまでもいてほしい人が早くいなくなるのがこの世のならいとはいえ、つらいことだ。沖縄。

なんかいま急にふと、中学二年生の時に、若い教師から肩に手を置かれ、哀れむような目線で、「おまえ、自分を大切にしろよ。」と言われたことを思いだした。なにかしら脈略があったのだろうが、忘れた。先生に言いたい。うるせーほっとけ。まだ生きてます。

春に出した新刊〈海フライの本3〉が、夏になってまた売れています。ありがたいです。今年の夏は海でフライフィッシングを始めてみようかな、と思っている方もいらっしゃるでしょう。でもこの本はフライフィッシングの初心者さんには、ちょっとおすすめできないかもしれません。

キャスティングの練習だけで最低三ヶ月、カマス釣りなら1万匹で普通、毎日海へ行ってください、自分は30年通ってもまだ分からないなど、甘くないです。著者の中馬達雄さんが裸一貫で開拓してきた日本の海のフライフィッシングの知られざる実態を赤裸々に綴っています。

どちらかというとかなり中・上級者篇です。入門者さんはびっくりするかもしれません。その分、面白さは保証します。今日も渋谷サンスイさん、上州屋八王子店さんへ追加納品しました。

フライの雑誌114号より中村智幸さん講演録
フライの雑誌第114号日本釣り場論から、日本の釣りの実態。水産研究・教育機構調べで2015年の日本の全釣り人口は約750万人。750万人が平均1.3カ所の釣り場へ行く。のべ一千万人。野球、テニス、サッカー、スキー人口より多い。釣り人数は海が6割、川と湖が4割。ヤマメ・アマゴ・イワナ・ニジマスを合わせると290万人で内水面の第一位。アユ釣りは78万人。バス釣りは67万人。よく話題になる日本のフライフィッシング人口は何人か問題。『フライマンの世界』(1978)は釣り人口の1%未満と記述。750万人の0.8%なら6万人。雰囲気で八掛けして48000人。あとは頻度と濃度の係数だが、個人的にはまだまだ盛りすぎかと考えている。
「フライマンの世界」(沢田賢一郎1978)より
[フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。第113号差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネッ
で受け付けます。第114号は6月15日発行
島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
フライの雑誌-第114号特集1◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング 特集2◎[Shimazaki Flies]シマザキフライズへの道1 島崎憲司郎の大仕事 籠城五年
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在AMAZON
フライの雑誌-第112号 オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
フライの雑誌-第111号 よく釣れる隣人のシマザキフライズ Shimazaki Flies
フライの雑誌社の単行本新刊「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」