最新号に掲載した〈日本釣り場論 78|ゼロからわかる 漁協ってなんだろう〉には、おかげさまで多くの反響をいただいています。
◎日本国内の川と湖(内水面と呼ぶ)の多くには、漁業権が設定されている。漁業権の設定された川と湖で釣り人が釣りをする際は、漁業権を保持する漁業協同組合(漁協)へ遊漁料を支払う。
遊漁料さえ払えば、国際的に見ればかなり自由度の高い釣りを楽しめる。漁協を軸とした内水面漁業制度がその背景を担保している。
本誌では過去たびたび、もういいやというくらいに、漁協と釣り人の関係について取り上げている。釣りと法律や政治はそぐわないと思われるかもしれないが、釣りと法律や政治は切りはなせない。
社会を見渡してこの数年間、釣り人と漁協の関係を思い考えさせられるできごとが重なっている。そこで改めて〈漁協ってなんだろう〉を、今までそういうことに興味がなかった方にも分りやすくまとめてみました。(編集部・堀内)
◇日本における釣り人の法律的な立ち位置
◇釣り人と漁協の関係
◇漁協は既得権益を保持する
◇敵対しない、対等でもない
◇組合員の釣りは漁業、釣り人の釣りは遊び
◇注目したい漁協|両毛漁協 秩父漁協 小菅川漁協 和歌山県内水面漁業協同組合連合会 中禅寺湖漁協 九頭竜川中部漁協
◇ダム賛成の小国川漁協、その後
◇釣りができない阿武隈川
◇年2300万円の賠償金
◇漁協活動のモチベーション
◇どこまでの管理を望むのか
◇みんなは一人のために
◇水産庁へ聞いてみた。鳴り物入りで始まった内水面漁業振興法はその後どうなってます?
力が入った記事です。ぜひお読みいただけるとうれしいです。
〈日本釣り場論 78|ゼロからわかる 漁協ってなんだろう〉
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