釣った魚を極力痛めないように扱うには─

本誌寄稿者で編集部の古い友人の坂田潤一氏から、釣った魚を極力痛めないように扱うには─。見た目は怖いですがいいことを言っています。

「ダブルハンド・本流釣り 常識破りのイトウ釣り 水面スイングで引っ張りだす!」(坂田潤一)|フライの雑誌-第115号

釣った魚をできるだけ痛めないように扱うには─。

・細い糸で時間をかけて寄せるのではなくて、可能な限り太い糸で、できるだけ短時間で寄せるほうが、魚へのダメージは少ない。

・華奢なタックルは使わない。可能な限り太い糸と強いタックルが、結果的に魚にとってはダメージが少ないはず。

・魚にやさしいフックは、小さいサイズでワイドゲイプのシングルのバーブレスフックだと思います。皮一枚で浅くかかるほうがいい。大きいシングルフックが脳に刺さるとおしまい。

・水深が浅いところでガバガバさせると、砂利で魚が傷ついてしまう。なるべく深いとことへ誘導してロッドを立て気味にして水面で暴れさせる。

・ラバーネットは魚のぬめりやうろこがとれづらい。

・釣った魚を支えるときは、魚の尾びれをホールドして自由度を抑え、魚をできるだけ水中から出さない。魚のエラブタをふさがないこと。

・リリースする時、前後にゆするといいますが、押すときにエラに酸素が通る。魚を後ろにひくのはよくないと思う。

・最近はそれなりに釣れるようになってきている。こころがけるべきことは、やはり〝魚をやさしくあつかう〟ことがいちばんでしょう。

(オビラメの会さん)