【特別公開】[フライフィッシング教室]が人気です。(フライの雑誌第115号から)

「フライの雑誌」第115号から、トピックス〈[フライフィッシング教室]が人気です。〉を公開します。

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[フライフィッシング教室]が人気です。

最近、普通の釣り人たちが先生役になっての「フライ教室」が増えている。商売ではなくて自分たちの釣りの楽しみの延長なのが特徴だ。

●本誌の常連寄稿者、樋渡忠一さんたちの仲間が、フライフィッシングをいっしょに楽しもうという新しいグループを立ち上げた。グループ名は直球で〈フライフィッシングの会〉。漁協、ショップ、メーカーからフライフィッシング・イベントの先生役を頼まれることも多い樋渡さんだが、この会は継続的にじっくり関わる教室にしたいとのこと。

●水生昆虫の観察をベースにしたマッチ・ザ・ハッチの釣りを、3回ワンセットで案内する。初回は水生昆虫とフライタイイングの基本技術。二回めは管理釣り場でキャスティングの基礎を覚え、実際に魚を手にするまでをサポートする。三回めは釣り場で得た経験をもとに自分の発想でフライをタイイングする。途中の飛び入りも歓迎している。YouTubeにタイイング動画を随時アップしている。

●樋渡さんが考えるフライパターンの分類基準は、①サイズ ②プロポーション ③水面との絡み方(BFコード ✳島崎憲司郎「水生昆虫アルバム」参照) ④動き ⑤色・模様 ⑥質感。これら6項目を踏まえて釣り場に立てば、魚に対応する際の鍵になる。ベースになる知識とスタンスを持っていれば、フライフィッシングは全然難しくない。一人一人がそれぞれのフライフィッシングを追い求める入口まで案内したいと樋渡さんは言う。

●毎週金曜日の夕方、お客さんが自由にタイイングできる上州屋八王子店さんの〈巻き場〉が大盛況だ。初対面でもすぐに打ち解けられるのが釣りのいいところ。高橋章さんが先生になっている月に一回のタイイング教室も毎回満員御礼の人気だ。もともと釣具屋さんは地域の釣り人が出入りする交流の場だった。フライタイイングは人が集まるのに充分な魅力があると再認識。

●というわけで、上州屋八王子店さんで誕生したかわいいフライフィッシャーを紹介します。海月姫ちゃん(9歳)は夏休みの自由研究でフライフィッシングを紹介したんだって。章さんと店員さんと魚紳さん似のお客さんに釣りとタイイングを習ってるんだって。参考書は「水生昆虫アルバム」なんだって。絵もタイイングもすごい上手、もう超かわいい。

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フライフィッシングの会(東京府中)さん
✳随時参加者募集中
YouTube動画チャンネル更新中

上州屋八王子店(東京都八王子市)さん
✳毎週金曜日の夕方から閉店まで店内で無料のフライタイイング体験コーナーを開催。井上魚紳さんに会えるかも。

フライの雑誌第115号より

第115号からの【直送便】はこちらからお申し込みください

フライの雑誌 第115号 水面(トップ)を狙え! 水面をキーワードにするとフライフィッシングの新しい扉が開く。渓流、湖、海フライ、オイカワ、フロータント研究、バンブーロッドから水生昆虫まで、目からライズの大特集! | 水生昆虫アルバム〈BFコード〉再考:使えるフライ対応 昆虫の浮き方のフライフィッシング的解釈 | ゼロからわかる 漁協ってなんだろう 表紙写真 岩谷一
[フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。第113号差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。第115号は10月14日発行
フライの雑誌-第114号特集1◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング 特集2◎[Shimazaki Flies]シマザキフライズへの道1 島崎憲司郎の大仕事 籠城五年
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在AMAZON
フライの雑誌-第112号 オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
フライの雑誌-第111号 よく釣れる隣人のシマザキフライズ Shimazaki Flies
フライの雑誌社の単行本新刊「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」
島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
『葛西善蔵と釣りがしたい』(堀内正徳)
『葛西善蔵と釣りがしたい』