「もらってくださいよ!」と朝日のあたる男はいった。

先日、武蔵境ループ・トゥ・ループさんの20周年パーティが、70名以上ものお客様を迎えてにぎやかに開催された。すごいことだ。さすが横田さんだ。

当日は、弊社のカレンダーを、ご来場のお客様へのおみやげのひとつにしてくださった。そこで横田さんに言われて、「朝日のあたる男」の真柄さんが、会場内をまわって、カレンダーを皆さんへ配る役目になった。

ところが、弊社のカレンダーは横田さんのお店で常連のお客様へプレゼントしている関係で、すでに持っているお客様がわりと多かった。当然、「それ持ってるからいらない」と言われてばかりの真柄さんであった。

そこでくじけないのが真柄さんだ。(たぶんお酒も少し入っていた)

「そんなこと言わないで、もらってくださいよ、おれ一月に写ってるンすから!」

むりやり押しつけて回ったっす、というのがあとで本人から聞いた、真柄さんほっこりエピソードです。

その一月の写真が、これです。

釣りの前の希望に満ちた後ろすがた。釣れなかったけど。

間違えた。「朝日のあたる男」の真柄さんではなく、「朝日のあたる川」の真柄さんだった。彼にはいつも朝日がついてまわっていてほしいし、ついてくれてると思ってる。

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(山﨑晃司=著) 本体1700円


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[フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。第113号差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。第115号は10月14日発行
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フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
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