ラグビーのONE TEAMは、所属も国籍もバラバラな選手たちが試合に勝つという目標へ一丸となって、明らかに実力が上と思われる相手に真っ向勝負する感じがよかったよね、なのであった。
同じ言葉を会社の偉い人や政治家が口にするなら全然意味が違ってくる。ガダルカナルやインパール作戦じゃないんだから。ハッパかける前に兵糧よこせ。
ほら、どこかの都知事がさっそく乗っかってきた。「桜の戦士たち」とか「列島が熱狂」とか「東京五輪もONE TEAM」とか、ほんとに気持ちわるいなもう。そういうの、同調圧力っていうんでしょ。
わたしのフライボックスの中には心を込めてタイイングした、手塩にかけた信頼のおけるわたしのフライたちが詰まってる。それはそれでONE TEAM。彼らの監督はわたしだ。
ところが、お前ら行ってこいや、と気合い注入してグラウンドに送りだすと、たいていはスクラムは潰されるわ、ボールは奪われるわ、目も当てられない。
「うわあ、タマ足りない」、「お前もっと働け」、「この役立たず」と、スタンドで頭抱えているばかり。フライたちはがんばってるんだけどね。
それはそれで愛しのONE TEAM。
というわけで今夜も新戦力を導入しました。
フライタイイングは楽しいです。
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今日は15時15分に川へ。
24番のC.O.ミッジ(誰でも簡単に巻ける有能ミッジ。C.O.はクロスオーストリッチのこと。第101号掲載)で、わざと遠くのライズを釣った。フライフィッシングならではの喜び。ひー、楽しい。
16時きっかりにアタリが遠くなって納竿。