〈フライの雑誌〉編集部ではこのたびついに、「音声自動入力・文字起こし」システムを導入しました。
今までプレイヤーで音声ファイルを止めたり流したりしながら、ちまちまと亀のようにキーボードを叩いていた地味ぃな文字起こしの作業が、これからはあっという間に片付いてしまう。
ではさっそく、昨年末に収録した「ガガンボ座談会」の音声ファイルを再生しながら、グーグルドキュメント様に、自動で文字起こししてもらいましょう。
どうぞ。
もう LINE しない ああ ライズホームってどうすかんわねこのライズってのは多分本当の本来のは多分知っては早い
あれだけ大きいライズホームでグルングルングルンと同じようなとこ行ったり来たり来たりしてるのにあまりハッチは見ないなあかと思っても恐怖もこれダメかなとか思うと1回目じゃないけどコロコロ転がって
水があんまり綺麗じゃないところあゆあゆが6月になるとあゆが始まっちゃうようなところでかなりの量のガガンボが沸いてるんですよでもそれがかなり流心の方で タバコとか始まった後選ぶたとか始まると単発なのに混んでて
二箱とか あまりライズないんだけどその覚悟よ 14とか16をその他煙草盆の意味で 雪も降ってきたからその辺もよくがライズ狙いのな人なんか議論される 自分の中でいつも持っているあるパターンであるじゃん必ずガガンボ入る入った
シュールすぎるテキストが生成されてしまった。「フライの雑誌」系のヘンタイ釣り人の会話は、最新鋭のAIにも特殊すぎたようだ。
ちなみに上記のうち、「ライズホーム」の元ネタは「ライズフォーム」、「1回目」はアイカザイム、「タバコ」、「二箱」、「煙草盆」はフタバコで、「選ぶた」はエラブタのこと。
分かるわけない。AIが気の毒になるレベル。ちょっと無理。
冒頭の「もう LINE しない」「ああ」は、「まずライズしないっすね」「ああ」、だった。
ふつうのひとはそういう会話をしません。AIにごめんなさい。
機械に頼らず、ちまちまと人間が解析することにします。
蛇の道は蛇ということでしょう。

「ここの対岸の部位の対岸のとこの多い島の裏のところでいつも和服ガガンボがシーズン初期に3月から4月にかけてあそこでクルクルしながらやってるんだけどそういうのでたまーに単発でやるだけでそんなにか頑張ってる時にはなってなくて」 なんのこっちゃ。

値下げしました。〈フライの雑誌オリジナルカレンダー〉2020年版(大きいほう)

「秋ぐみの 紅きを噛めば酸く渋く タネあるもかなし おせいもかなし」
善蔵さん寝言言ってんじゃねえ働け、というのがうちの妻の意見です。正月は昨日でおしまい。今日から働きます。画像出典:青森県近代文学館

シマザキデザイン・インセクトラウトスタジオのアシスタント山田二郎さんによる〈シマザキ・ガガンボ〉最新版のタイイング。ストレッチボディとマシュマロファイバー、CDCで構成されている。シンプルでユニーク、使い勝手は最高。次号で紹介。
2019.12. 26.桐生にて

フライの雑誌社が初めて出展します。
第31回 つるや釣具店 ハンドクラフト展
2020年 2月21日(金)、22日(土)、23日(日)