鹿児島と宮崎へギリギリ取材旅行 Post:2020/1/312020/1/31 第119号の入稿前ギリギリで鹿児島と宮崎へ取材旅行へ行ってきました。 なにもこのタイミングで行かなくても、というくらいのギリギリっぷりです。 行ってからもギリギリな感じでした。 写真で紹介。 夢屋の中馬さんに直接キャスティング指導をいただくという僥倖。本来なら芝生の上で半年かかる。「海フライの本3」参照。 海と虹とボウズの私。 着いてすぐに天文館を調査。 夜食に豚とろを調査。 鹿児島市東谷山「フライショップ ちゅうまんの夢屋」の中馬達雄さん。以下は「海フライの本3」に編集部が書いた著者紹介。 「中馬達雄 ちゅうまん・たつお Tatsuo Chuman1950年、釣具店の息子として生まれる。幼少時から各種の釣りに勤しみ、ラ・サール高校卒業。金沢大学中退。全国を放浪の後、1977年郷里の鹿児島市へ戻り「FLY SHOP ちゅうまんの夢屋」を開業。淡水・海の区別なくフライフィッシングどっぷりの生活に入る。同時に各地の海でフライロッドを振り始め、現在も釣行回数は海を中心に年間300日を超える。岸からロングキャストして〝狙って釣る〟海のフライフィッシングの確立を追い求めている。40年間続けた無料キャスティングレッスンの卒業生は全国に散らばり、それぞれの海を開拓している。本人は否定するが、通算釣果はおそらく30万匹を超える。」 昼は吹上浜の江口蓬莱館を調査。定食は人数分プラスひとつ余計に頼むことになっています。 おやつに天文館のうなぎを調査。もちろん「松」で。 夜は都城の地鶏を調査。重要。 高原町の牧浩之さん。会うのは9年ぶり。牧さんの著書『山と河が僕の仕事場』1、2は売れに売れて、増刷がかかっている。NHK、地元テレビに出演。環境省の狩猟サミットにパネラーとして参加。初めて会った時はまだ二十歳ソコソコの若者だったのに、今じゃ髭もじゃの猟人で、地域にがっちり根ざして暮らしている。ここまでくるのは生半可な年月ではなかったはず。人間としての迫力に満ちている。実は年季の入ったディープなゲーマー。 牧浩之さん謹製、世界のどこにもない「フェザントバジャー」ハックル。一品ものの逸品。お見事。行き先は決まっているとのこと。完全オリジナル、どこまでも高品質を追い求める牧ファームのフライマテリアルは常に大人気だ。常に品薄。興味があれば見つけ次第買ったほうがいいです。 同サドル。まるで見たことない色合いと質のフェザー。 こちらはペットのマラード。卵から育てている。牧さんが近寄るとぐわぐわ言いながらお尻ふりふり寄ってくる。牧さん以外の人間が近づくとぐわぐわ言いながらケージの端っこへ逃げる。あからさまな人間差別。この写真はわたしが充分怯えさせた後。 「山と河が僕の仕事場」に出てきた猟師のバーベキューをごちそうになった。高原町にある「希望の店」はなぜか海産物もすごくいい。そして宮崎牛。 まさに奇跡のイノシシ! ドングリ食べてるんですとのこと。素晴らしいのひとこと! 右手前は奇跡のイノシシを牧さんがスモークした自家製ベーコン。めっちゃうま。くわしいことは〈フライの雑誌〉119号の連載に書いてくれた。毎日がめちゃくちゃ忙しくて美味しくて、生きてる感じがたっぷりの、山と河の暮らし。自分も憧れるけど普通の人はぜったい無理だと思う。 見る人が見ればわかる、そこらのヤングピーコックとは全然違うヤングピーコック。 上品なメタリックがたまらない。 そもそも牧さんが川崎から宮崎へ移住してくるきっかけを与えてくれた、高原町の御池。くわしくは『山と河が僕の仕事場1』を。工事中で立ち入れなかった。遠くからながめる。 錦江湾を調査。 とどめに鹿児島ラーメンみよし家 空港バイパス店を調査。さすがにお腹がギリギリ。もう食べれない、、、。 フライの雑誌社の単行本新刊「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」中馬達雄著 山と河が僕の仕事場1、2 牧浩之著 フライの雑誌 119号(2020年春号) 特集◎春はガガンボ 迷ったらガガンボ! 頼れる一本の効きどこ、使いどこ シンプルで奥の深いガガンボフライは渓流・湖・管理釣り場を通じた最終兵器になる。オールマイティなフライパターンと秘伝の釣り方を大公開。最新シマザキ・ガガンボのタイイング解説。|一通の手紙から 塩澤美芳さん|水口憲哉|中馬達雄|牧浩之|樋口明雄|荻原魚雷|山田二郎|島崎憲司郎 フライの雑誌社が初めて出展します。第31回 つるや釣具店 ハンドクラフト展2020年 2月21日(金)、22日(土)、23日(日) 第118号から直送 [フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。