「隣人のダストボックス」

今でこそかんたんに手に入るフライマテリアルだけど、自分が子どもの頃はお金もないし、入手するのには苦労した。

国立市の旭通りにあった釣具店の床で、みんなから忘れられたような段ボールの中身を漁るのが好きだった。へんな中学生だったろう。

そのせいで、おっさんになってからも、フライタイイングで出た切れ端とかを、なかなか捨てられない。「なんか巻けるかも。」って思って、とりあえずとっておく。けっこうたまる。

実際、ゴミ箱からつまんで巻くことも多い。また釣れるんだそれが。

「隣人のダストボックス」企画なんてどうかなあ。

ストマックポンプで吸い出した中身のようでもある。

これだけあれば相当巻けるよね。

フライの雑誌 119号(2020年春号) 特集◎春はガガンボ ガガンボは裏切らない。

フライの雑誌 119号(2020年春号) 特集◎春はガガンボ ガガンボは裏切らない。 頼れる一本の効きどこ、使いどこ シンプルで奥の深いガガンボフライは渓流・湖・管理釣り場を通じた最終兵器になる。オールマイティなフライパターンと秘伝の釣り方を大公開。最新シマザキ・ガガンボのタイイング解説。|一通の手紙から 塩澤美芳さん|水口憲哉|中馬達雄|牧浩之|樋口明雄|荻原魚雷|山田二郎|島崎憲司郎

シマザキデザイン・インセクトラウトスタジオのアシスタント山田二郎さんによる〈シマザキ・ガガンボ〉最新版のタイイング。ストレッチボディとマシュマロファイバー、CDCで構成されている。シンプルでユニーク、使い勝手は最高。119号で紹介。
2019.12. 26.桐生にて

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