「新型コロナウィルス感染拡大防止のため」と前フリさえすれば、いまなら実質的に脱法治国家だね。そのうち勢いあまって、「三密きちんと守らんか!」と、怒りくるうおじさんが出現しそう。おじさん間違ってるよそれ。
と余裕ブッこいていたら、あれれ、河口湖漁協が「釣りは自粛してください」のタテカンを立てたという。まじで? どういう理屈?
するっていうと、湖畔でひとりで釣りしてると、双眼鏡で探して遠くからわざわざ寄ってきて、「釣りは自粛でお願いします」と、お願い風の顔を突き出されるのかな。もしくはトランジスタメガホンで遠距離から騒がれるとか。防災無線もあるぞ。
しゃれがしゃれにならん時代になっちゃった。
人間が自粛で来なくなった海と山と川と湖では、動植物たちがさぞかしのびのびと羽を伸ばしてるだろう。いましろ先生のこのインタビュー記事を思い出した。
ところで、「こんなご時世なので」と、「こういう時ですから」という、意味不明の枕詞の使用を個人的に自粛してから、一週間がたちました。自粛たいへん。
自分の行動は自分で決める。
西暦20××年4月25日。釣り楽しい。
水深は15センチくらい。水面のライズを釣る。これがなかなか難しい。 pic.twitter.com/Qeih2xJ1fm
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) April 25, 2020
///
フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。