井上さんの穴

「今日は行かないの?」
と君が言ったから
今日もハヤ釣り

井上さんの縄張りへ単独で忍び込んでみた。

中央部、密生した草むらに一か所だけ穴が開いている。この穴を通って、手前の分流と向こうの本流を行き来しているに違いない。〝井上さんの穴〟と名付けた。「タヌキじゃねえよ」と言われそう。

井上さんの穴を通って、井上さんのあなを荒らしたわりには、大型はパッとしなかった。

とはいえ中小型は入れがかり。あまりに釣れるので1kmある行程のうち最初の50mで足止めされ、本命の瀬には竿を入れられなかった。

早瀬のなかを斜めにスイングして遡る28番のクロスオーストリッチ(その時点でユスリカピューパとしてはありえない動きだ)をめざとく見つけて、わざわざ食ってくるハヤのアグレッシブさには恐れいる。

ここから下は明日かあさってに井上さんが入るのだろう。そして「番長釣った!」とテヘ顔を見せるのだろう。おっさんながら。

先週山の川へ行った際、愛用のリョービの黒いウェーダーの、フェルト底のつま先が剥がれた。2シーズン目だが使用頻度が尋常ではないので仕方ない。今朝、ボンドとガムテで修理した。くっついてるか不安だったのでガムテそのままで川に来た。そしたらさっき釣っている最中に、今度はカカトの方が剥がれてきた。ぺったんぺったんして帰る。

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フライの雑誌 119号(2020年春号) 特集◎春はガガンボ ガガンボは裏切らない。 頼れる一本の効きどこ、使いどこ シンプルで奥の深いガガンボフライは渓流・湖・管理釣り場を通じた最終兵器になる。オールマイティなフライパターンと秘伝の釣り方を大公開。最新シマザキ・ガガンボのタイイング解説。|一通の手紙から 塩澤美芳さん|水口憲哉|中馬達雄|牧浩之|樋口明雄|荻原魚雷|山田二郎|島崎憲司郎

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