8.27(木)、日本釣りジャーナリスト協議会定例会に出席しました。漁業法改正に伴い密漁は厳罰化。アワビ、ナマコ、シラスウナギは原則採捕禁止とし、許可漁業になります。JGFA主催ルアー、フライフィッシングによるシーバス写真コンテスト開催。メーター超はここ数年エントリーなしとのこと。
北海道寿都町の町長が、核のごみ最終処分場に名乗りをあげた件については、議事前の雑談の話題にも、議題にも乗らず。発言を指名されたら意見を言おうと思っていたが、されなかったので、自分も何も言わず。挙手もせず。だから俺も同類。
東京湾の岸壁や浜で、ここ数年、カキや貝類が大量に採取されているんだそうだ。
「中国人が観光バスで来て根こそぎ持っていくんだよ。」「一斗缶で買い取る業者がいるんだって。」「安い中華屋で出てくるカキはそういうの。」「俺たちも知らないうちに食わせられてるんだよ。」「注意しても言葉が通じないから聞かないんだって。」「ああいう中国人、どうにかならないもんですかね。」
という会話がなされた。議場内に乾いた笑い、失笑が漏れていた。自分は1ミリも笑わなかった。でも何らかの自分の意見を具申したわけではない。だから俺も同類。
水口憲哉氏は、第119号の釣り場時評92 〈何が起きるか分からない時代へ〉にこう書いていた。(全文公開中)
それとは別に、知らなかったことによる罪や、知っていたが不作為の罪というものもこの場合は考えなければならない。
以上のことを知ってしまった筆者にも本誌にもいくばくかのなさねばならぬことが生じてくる。情報とはそういうものだと考える。
ちょっと違うかもしれないけど、本質的には同じことだろう。
次回は、めんどくさがられても、嫌われてもいいから、なんか言おう。
///
フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。