若い頃は、あえてヘンな奴的に見られたかった(ふるまいもした)時期もあるけど、ヘンな釣り雑誌を編集するようになって、本物のヘンな人々をたくさん知ってからは、自分なんか正直どうでもよくなった。
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のぼり棒は1メートルものぼれないで落ちるし、逆上がり一回もできたことないし、50m走の自己ベストは12秒ジャストで、歩いてんのか言われた。体育の授業には呪いしかない。
Spotifyの「筒美京平Works」、3時間9分ほぼ歌える。きまぐれオレンジ☆ロードは憧れのキラキラ世界だった。1980年代が光速で遠さかってゆく。個人的にはあんま楽しい思い出もない。
いや、たくさん楽しかったはずだ。俺の栄光の80年代だったはずだ。だって10代が楽しくなかったとしたら、私たちはまるで…、まるで、ゆ、幽霊ではありませんか。
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。