次号の〈フライの雑誌〉第121号は、北海道特集です。
北海道ものは、いままでずっとやりたかったのを、機は熟したと30年ごしで実現しました。北海道の坂田潤一氏(〈釣道楽〉編集発行人)に、編集協力をお願いしました。
坂田氏は〈フライの雑誌〉の創刊当時からの読者さんで寄稿者さんです。第8号(1989年)の寄稿「三石川の魚類相がまた変わった」を読んだ時、世の中にはすごい観察力の釣り師もいるもんだなあ、と感心しました。
あとで知り合ったらまだ20代の同い年でした。ただこっちは人間で、向こうはクマでした。仲良くなってから知りましたが、クマの理想の女性はメーテルだそうです。どうでもいいです。
ここ二ヶ月ほど、この北海道特集に注力しているクマの坂田氏から、ようやく五月雨式に原稿が届き始めました。スケジュール的にはすげえ遅れていますが、眼を見はるような、すばらしい内容です。
今朝早く、がんばってる北海道のクマへ、
「ラフまとめました。ここまで本当に最高です。あと半分よろしくお願いします。」
というメールを、ラフデザインのPDFと一緒に送ったところです。
あと半分かー、はおいといて、実際、本当にすばらしい内容です。
自分は日本一のクマ遣いだと思います。
次号北海道特集、ほんとにほんとに、乞う乞う乞うご期待です!
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。