「行ける時に釣りに行っておくんだ。なにかの理由で行けなくなっちゃうかもしれないでしょ。」
というのは、釣りに行くためのギミックだった。それを今年ほどリアリティをもって感じた年はなかった。川のそばに住んでいてよかった。地元の川に助けられた。
井上師匠がしばらく来ない(と言っても一週間だが)、と思っていたら、こないだ見つけたパラダイス・ポイントへ今日は行っていたらしい。ところが三、四日前には百万匹いた群れがこつぜんと消えていて、フライロッドを持って天を仰いだそうだ。
みんなの地元にも、忘れていた釣り場、見ていたようで見ていなかった釣り場、まださわったことがない釣り、釣り場があるはず。
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〈フライの雑誌-直送便〉の読者様には、小さいほうのカレンダーを12月5日発行の次号第121号(北海道特集)に同封します。第120号(大物特集)が直送便でお手元に届いている方は、何もされなくて大丈夫です。そのまま第121号以降も届きます。 すみません、残りわずかです。新規申し込みの方は先着順で差し上げます。
フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。