「穴あき川辺川ダム」で清流は守れるという幻想を誰かが作り、その幻想が一人歩きしている。
悲しい結末が待っている。先祖、子孫に申し訳ない。
幻想を信じてはいけない。
災害のあとの性急なダムのゴリ押しは、火事場泥棒と同じ。積み重ねてきた議論を吹っ飛ばしてはいけない。それは暴力そのものだ。
> 球磨川大水害から見えたもの 2020年7月
加藤憲司(フライの雑誌121号掲載)
「尺鮎の泪」(岐部明廣・田副雄一)
「奇跡の二つの吊り橋 あなたは『穴あき川辺川ダム』が欲しいですか?」(岐部明廣編)
人吉中央出版社刊