●本当にたくさんの方々の助けとご協力と励ましにより、本号は作られました。心から感謝を申し上げます。発行日が遅れましたのは編集部の力不足によるものです。次号からはもっとがんばります。
●誰のためでもなく自分の楽しみのために、誰のマネでもなく自分の経験と発想を下敷きに、金や名誉よりも一匹の魚との出会いを求め、日々の生活に追われるともその喜びを思うだけで明日を生きる活力になる。それがフライフィッシングという遊びだと思います。
●『フライの雑誌』は1987年の創刊からずっと、フライフィッシングを面白がる釣り人の飾らない声を集めて、発行を続けてきました。マネするよりもマネされる方がいいとは前編集長の矜持でした。時代は変わりましたが、編集方針はこれからも変わりません。ふつうの釣り人が言いたいことを言える雑誌であり続けます。読者諸兄姉のお気軽な参加をお待ちしています。
『フライの雑誌』第63号(2003) 編集後記
私事ですが、自分が編集した最初のフライの雑誌が、今朝売り切れました。ありがとうございました。
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私事ついでにもうひとつ。友人からもらった本の注文へ、わたしが間違えた本を送った。
受け取った友人から、「いいですよ。こっちも買いますよ。」と言われた。それは悪いので「いやいや、いいから。払わないでください。」と強硬に拒否。
「なんか『黄色いやづ』と同じですね。」と笑われた。
ああ、〈頑固者〉、あの大工さんと現場監督の話ですね。
なるほど。
なるほどじゃなくて、ちゃんと送ろうよ俺。仕事なんだから。
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