フライフィッシングの楽しみを形づくる重要な要素は、自由自在に投げられるキャスティング、お魚といかに出会うかのフィッシング、そして家の中でも釣りができるクリエイティブなフライタイイング。
キャスティング、フィッシング、タイイングは、フライフィッシングの三本柱、三位一体、三本の矢とも言えましょう。
つり人社さんの新刊『初歩からのフライタイイング』を紹介します。フライタイイング独特の各種ツール説明が親切。基本のフライパターン14本のタイイング解説もあり。しかも動画連携。
フライタイイングの世界はあまりにも奥深く、とても一冊にまとめられるようなものではありませんが、入門者向けに「まずはここさえおさえておけばよい」という情報にフォーカスしました。フライフィッシングの深い世界の入り口として、本書を手にとってみてください。
つり人社さんのウェブサイト
個別タイイングでは、渓流+管理釣り場向けと思われる14本のパターンが解説されています。今の日本のフライフィッシングは渓流+管理釣り場で約7割くらいでしょう。
第4章 基本をマスターできて、よく釣れるこのフライを巻こう
062……エルクヘア・カディス
068……アダムズ
074……パラシュート
082……CDCダン
088……グリフィスナット
092……CDCガガンボ
098……パラシュートアント
104……フォームテレストリアル
110……マドラーミノー
118……マラブーストリーマー
124……フェザントテイル・ニンフ
130……ビーズヘッド・へアズイヤー
136……オレンジ&パートリッジ
140……グローバグ
目次
自分ならこれを入れる、これは入れない、とかは言わないことにしています。そういうことを言うおじさんが一番きらわれます。
これからの季節のフライフィッシング入門に最適なオイカワ/カワムツ釣りのフライを、上の中から選ぶなら、エルクヘア・カディス、グリフィスズナット、フェザントテイル・ニンフ、オレンジ&パートリッジといったところ。ただしフックが重要です。オイカワ/カワムツ釣りについて、くわしくは専門書の『身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 増補第二版』をどうぞ。と、ここは自社宣伝させていただきました。
実はいま、日本語で書かれたフライタイイング専門のベーシックな入門書がほかにありません。このご時世にタイイングの入門書を出せるのはつり人社さんならでは。この本と動画で自主練すればベーシックなフライタイイングはマスターできます。
タイイングを始めたい方に「はい、これをどうぞ。」とお渡ししたい一冊です。
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