戦士の休息

いつもの川へ行ったら、来日中のルチャドール、マスクド・フライマン選手に、たまたま会いました。すごいことです。

あらためてマスクド・フライマン選手のプロフィールを紹介します。

身長体重年齢性別出身一切不明。ルードの〈エル・ヒゲナガ〉としてメヒコデビュー。魔法陣のようなジャベと豪快な反則技でマットを荒らし回り、メヒコ国民の憎悪を一身に集めました。

テクニコに転向し、〈マスクド・フライマン〉として再登場すると、万華鏡のようなマスクと華麗な空中殺法で人気大爆発。ルチャファンのみならず、おばあちゃんのハートをわしづかみ。今やテリトリーは全世界、1分で500万ドルを稼ぐといわれています。

必殺技はもちろん、「コーナートップからの正調スーパーフライ」です。

そんなスペルエストレージャ、マスクド・フライマン選手の今日は貴重なオフ時間。空港にプライベートジェットで降り立つと、待たせておいたロールスロイスで、多摩川支流のこの川へ直行してきたそうです。

「日本に来るとね、フライでオイカワを釣るのが楽しみなんだ。竿の番手は1番か2番がいいね。フックは28番より小さいものしか使わないよ。」

わりと細かいこだわりがあるようでした。

「そうそう、大事なことだ。『オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 増補第二版』はとてもいい本だったよ。孤児院のみんなに1万部ほど配らせてもらった。」

ありがとうございます。

各地の超高級ホテルが顔パスで毎夜セレブたちに囲まれるような、華やかな生活を送っているマスクド・フライマン選手。だからこそ、たまにはハヤでも釣って、ひと息つきたいときもあるのでしょう。

水辺に立ったマスクド・フライマン選手は、童心に帰ったかのように、一心不乱にフライロッドを操ってオイカワと戯れていました。明日からはまた、たたかいの日々が始まります。

がんばれ、マスクド・フライマン選手。たたかえ、マスクド・フライマン選手。

「小さいね。小さいほどいいよ。」

なんと後頭部に〝フライの雑誌〟の文字が。「驚いたかい。」 そりゃ驚きましたとも。

湘南プロレスのTシャツを着用。「今度は湘南のリングで会おう。」 あくまでもクールなマスクド・フライマン選手でした。

『身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 増補第二版』好評です。初版はまさかの即完売でした。

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文壇に異色の新星!
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フライの雑誌-第121号 特集◎北海道 最高のフライフィッシング|121号の連載記事で人気ナンバーワン。夢を挟むタイイングバイス フライオタクの自由研究2 大木孝威(2020年12月5日発行)

版元ドットコムさんの〈読売新聞の書評一覧〉に『黄色いやづ 真柄慎一短編集』が載っている。もう本当にありがたいです。

真柄慎一さんのデビュー作 朝日のあたる川 赤貧にっぽん釣りの旅二万三千キロ
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『フライの雑誌』第120号(2020年7月20日発行) 特集◎大物ねらい 人は〈大物〉を釣るのではない。〈大物〉に選ばれるのだ。|特集2 地元新発見! The new discoveries around your home

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フライの雑誌-第118号|フライの雑誌 118(2019秋冬号): 特集◎シマザキ・マシュマロ・スタイル とにかく釣れるシンプルフライ|使いやすく、よく釣れることで人気を集めているフライデザイン〈マシュマロ・スタイル〉。実績ある全国のマシュマロフライが大集合。フライパターンと釣り方、タイイングを徹底解説。新作シマザキフライも初公開。永久保存版。|島崎憲司郎|備前 貢|水口憲哉|中馬達雄|牧 浩之|荻原魚雷|樋口明雄

フライの雑誌-第116号 小さいフライとその釣り|主要〈小さいフック〉原寸大カタログ|本音座談会