『フライの雑誌』次号第122号では、フライフィッシング入門編として、〈はじめてのフライフィッシング特集1〉を組みました。
特集リード文はいささか挑戦的となっています。
フライフィッシングが世界的ブームです。今号は〝これからフライフィッシングを始めよう〟と思っている方へ向けた特集です。
ベーシックな情報を〈フライの雑誌〉流に整理します。フライフィッシングって自由で奥が深くて面白そうだ、と思ってもらいたいです。ベテランさんにも、きっと新しい発見があるでしょう。
ごめんなさい。はじめに言い訳すると、フライフィッシングの魅力は今回の大特集くらいではとうてい伝えきれません。フライフィッシングはそんな浅いものじゃないんです!(逆ギレ)。
なぜフライフィッシングなのか、フライフィッシングのなにが魅力なのか。既存の通りいっぺんの入門ガイドにはなかった、斬新な切り口の特集です。〈フライの雑誌〉が作る入門篇の第一回ならこんな感じ、のイメージに近づけたように思っています。
『水生昆虫アルバム』(写真・文・イラスト 島崎憲司郎)を教材にしての、餌生物とフライフィッシングとの関係性の解説には、もっとも編集リソースを割いています。〈フライの雑誌〉にしかできない、メインどころです。「なぜフライフィッシングなのか」がこのページでわかります。
技術面での最大の特徴で難関である、フライキャスティングについては、エッセンスになる部分を抽出して記事化しました。これがなかなか苦労しました。その分、余計なものを省いた、分かりやすいものができました。ベテラン諸氏にも面白がってもらえると思います。
釣り道具のなかでもっとも重要な、ノット(糸の結び方)については、凄腕の関係者筋に「どのノット使ってる?」とアンケートを取った上で、もっとも総合的に評価が高かったノットを5つ、イラスト描き起こしで図解しました。じつはここにも新発見がありました。あなたのユニノット、パーフェクションループは合ってますか?
一方、ポイントの見極め方、実際の釣り方、などについては、すみません、今回の特集第一回では、ほぼスルーしています。そこらへんは自分で苦心して身につけていくのが面白いんだと思います。
趣味なのに他人からあれこれと指示されたい人は、フライフィッシングの沼にハマらないんじゃないかと思います。それはそれでひとつの見識です。それに、みんながみんなフライフィッシングを面白がってくれるものでもないだろうと思います。
周辺アイテムの解説、道具のセッティング方法もスルーしました。とはいえ、たしかにちょっと不親切なので、ネット上で無料で見られるフライフィッシング入門動画を誌面上で紹介ししました。
とくにティムコさんの「フライフィッシング入門シリーズ」は、いちおしです。
個人的には、これからの最高の季節、できれば最初の一匹はドライフライで釣ってほしいなあ、と思います。
〈フライの雑誌〉第122号を発行します!
特集は、〈フライの雑誌〉初の入門編「はじめてのフライフィッシング1」。島崎憲司郎さん + 山田二郎さんの「初公開 ホットワックス・マイナーテクニック」です。
※取り扱い店舗様には2021年6月5日以降に並びます。
※少部数です。ご予約注文をおすすめします。
※Amazonなど各書店・ネット書店でも扱われます。ネット書店経由での発送は6月中旬からになります。
ホットワックスの溶かしの技も見られます。次号フライの雑誌-第122号「ホットワックス・マイナーテクニック」(島崎憲司郎+山田二郎)特集との補完関係が成立。#flyfishing #フライフィッシング
シマザキ・フライウィングV / 島崎憲司郎のフライタイイングの世界 https://t.co/cZfGFmyuPs
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) May 19, 2021
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