マグロ乱獲のツケ、その後

本日付けで、明日8月21日から来年5月31日までの期間、遊漁によるクロマグロの採捕を禁止する公示を致しました

水産庁 資源管理部 管理調整課 沿岸・遊漁室 釣人専門官からのリリース。

今まで遊漁者によるクロマグロの釣りは、30kg以下は禁止、30kg以上は水産庁への報告義務により管理する、ということになっていた。30kg以上のクロマグロは体長1メートル。そんなの釣れるわけないでしょ、という話でもあった。

今シーズンに入ってから、釣り関係の有名人がマグロ釣りの報告の時に、さかんに「キハダを釣った」、「キハダ狙いで出船」と言うようになったのは、そいういう理由だ。「マグロを釣った」とは言えないから。

> 乱獲のツケは(2021年4月)

8月21日からは、遊漁者によるクロマグロ釣りは全国一律・サイズ不問で全面禁止へと変更になった。他方、まき網漁業でのクロマグロ漁獲量は、遊漁はもちろん、沿岸漁業でのそれと比較してもケタ違いであることを水産庁の資料が示している。

少数のまき網船が一網打尽にして生きたまま選別し売り渡す際にどうやって正確に計数できるのか、

いっぽう、多数の小型船が一尾ずつ釣りあげ出荷する量に、誤差が多いというのはどうしてそう言えるのか納得できない。

まき網業者の言うことを信じ、その量の多さやまき網での漁獲を認めることこそ問題にすべきである。

> 【公開】日本釣り場論85 マグロを釣るのは罪なのか クロマグロ資源低下への処方せんを提案する|フライの雑誌-第112号(水口憲哉)

20年以上前の大昔になるけど、相模湾へ出かけて何回めかで、やっと初めて1匹のメジマグロをフライフィッシングでかけた時は、それはそれはうれしかった。そしておいしかった。

以下は水産庁資料から。

〈フライの雑誌〉第122号を発行しました!

特集は、〈フライの雑誌〉初の入門編「はじめてのフライフィッシング1」。島崎憲司郎さん + 山田二郎さんの「初公開 ホットワックス・マイナーテクニック」です。

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フライの雑誌-第121号 特集◎北海道 最高のフライフィッシング|121号の連載記事で人気ナンバーワン。夢を挟むタイイングバイス フライオタクの自由研究2 大木孝威(2020年12月5日発行)

魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか 水口憲哉
フライの雑誌社 2005年3月1日初版 ・3月10日3刷
【本文紹介】
第1章「やせがまんが日本の釣りを救う」
ビッグマネー=ビッグフィッシュ?/〈毛鉤発言〉に思う/無謀でばからしい長良川河口堰/”一番おいしいサクラマス“を巡って/原発で事故でもあったのかな/イトウ釣りに未来はあるか/オイカワも棲めない、というヤバさ/釣りと仕事の関係について考える/漁業者の川から釣り人の川へ/やせがまんが日本の釣り場を救う/ワカサギから湖の釣りを考える
第2章「魔魚狩り」
ニジマスは好きか嫌いか/本多勝一氏への質問状/父親はラージマウス、息子はスモールマウス?/メダカ、トキ、ブラックバス、そして純血主義/一億ブラックバス・ヒステリー/「生物多様性主義」という空虚/ブラックバス→琵琶湖→義憤むらむら/捕鯨、外来魚、原発の屁理屈を斬る/ブラックバス駆除騒ぎに感じる気味悪さ/リリースを法的規制するのは、とんでもなくおかしく、間抜けだ/バス問題とサツキマスにおける作為と作意/王様の耳はロバの耳
第3章「お粗末な政治と科学と、外来種新法」
環境を維持すればバス問題も起こらないし、在来魚も減少しない
バスもイトウもウも、みんな濡れ衣を着せられている
ブラックバスという外来魚に、全部責任をおっつけてしまおう
ブラックバスが火あぶりにされやすい5つの理由
ブラックバスを火あぶりにしたい人々、それぞれの事情
めちゃくちゃな議論を展開する研究者
95%の人がバスの特定外来生物指定に反対している
魔魚の烙印は押され、火あぶりの儀式が始まる

桜鱒の棲む川 ─サクラマスよ、故郷の川をのぼれ! 水口憲哉(著)
ISBN978-4-939003-39-4
本体 1,714円

選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。─『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著)2012

単行本新刊
文壇に異色の新星!
「そのとんでもない才筆をすこしでも多くの人に知ってほしい。打ちのめされてほしい。」(荻原魚雷)
『黄色いやづ 真柄慎一短編集』
真柄慎一 =著

装画 いましろたかし
解説 荻原魚雷

フライの雑誌-第122号|特集◉はじめてのフライフィッシング1 First Fly Fishing 〈フライの雑誌〉式フライフィッシング入門。楽しい底なし沼のほとりへご案内します|初公開 ホットワックス・マイナーテクニック Hot Wax Minor Technics 島崎憲司郎+山田二郎 表紙:斉藤ユキオ

島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。

水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW

初公開 ホットワックス・マイナーテクニック Hot Wax Minor Technics 島崎憲司郎+山田二郎 

フライの雑誌-第118号|フライの雑誌 118(2019秋冬号): 特集◎シマザキ・マシュマロ・スタイル とにかく釣れるシンプルフライ|使いやすく、よく釣れることで人気を集めているフライデザイン〈マシュマロ・スタイル〉。実績ある全国のマシュマロフライが大集合。フライパターンと釣り方、タイイングを徹底解説。新作シマザキフライも初公開。永久保存版。|島崎憲司郎|備前 貢|水口憲哉|中馬達雄|牧 浩之|荻原魚雷|樋口明雄

ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」 ※ムーン・ベアとはツキノワグマのことです

版元ドットコムさんの〈読売新聞の書評一覧〉に『黄色いやづ 真柄慎一短編集』が載っている。もう本当にありがたいです。

真柄慎一さんのデビュー作 朝日のあたる川 赤貧にっぽん釣りの旅二万三千キロ
(2010)

春はガガンボ号 ガガンボは裏切らない。 頼れる一本の効きどこ、使いどこ 

『フライの雑誌』第120号(2020年7月20日発行) 特集◎大物ねらい 人は〈大物〉を釣るのではない。〈大物〉に選ばれるのだ。|特集2 地元新発見! The new discoveries around your home