超力作!

反骨の渓流釣り師、浦壮一郎さんの大仕事。
魅力爆発、超力作! ページを繰るだけで涼感満点。

『RIVER CAMP』(つり人社)

『North Angler’s』8月号(つり人社)。

「『全国サクラマスサミット2022』レポート 後編」で、〈北海道の河川でのサクラマス釣りを解禁すれば観光振興にプラス〉、〈そろそろ柔軟な対応を〉と書いている。

「サクラマスは人工増殖できない」を主題とした、最前線のたいへん興味深い記事の結語が、「サクラマス釣り解禁」になるのはあんまりだ。

解禁議論の前に、膨大なやるべきことがある。でないと北海道の天然のサクラマスはあっという間に絶滅する。サクラマスの生態は人為的な影響にたいへん弱い、という事実の共有が〈サクラマスサミット〉での意義ある成果の一つではなかったのですか。

「砂防ダムのスリット化や貯水ダムの魚道設置によって増殖が可能かもしれない」、たしかに。でもそれが今の日本でどんなに困難で遠大な道のりか。釣り業界にいるあなた方は、よく分かっているはず。

さらに悪いことには、魚道作ればダム作っていいでしょ、という日本の土木ムラの現実を追認し、支援することになる。たとえばサンルダムの長さ7kmの魚道(ばかみたい)をどう評価するのか。

背景に複雑な事情を抱えていて、いったん間違えると取り返しのつかない提案を、目先のカネに絡めて煽らないでほしい。儲け話へ入れパクになりがちな、釣りも魚もよくわかっていない一部地域の行政をミスリードする可能性がある。

だいたいにおいて、釣り業界が釣りを地域の観光資源にとか軽々しく言い出すと、あんまりよい結果にならないんですよね。たったここ30年の歴史が実証しているじゃないですか。

というのが本誌堀内の意見です。

桜鱒の棲む川―サクラマスよ、故郷の川をのぼれ! (水口憲哉)。「サクラマスは人工増殖できない」がまさに本書の主題。2010年刊。

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フライの雑誌 125(2022夏秋号)
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フライの雑誌』第124号

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解説 荻原魚雷