ライズを呼ぶ男

夏になると毎年思う。

「火垂るの墓」と水木しげる先生の戦争マンガ読んで「合唱曲 木琴」ヘビロテして(妹よ〜)、近所の川でオイカワでも釣ってれば、世の中でなにが大切か、なにをしちゃいけないか分かる。

オイカワを毎日釣っている。

今日も釣れ続けて動けず。

あれに見ゆるはi師匠。いいタイミングを逃さず狙って来る野生のカン。さすがとしか言いようがない。ライズを呼ぶ男。

夕暮れ、近所の子供らとお父さんたちが集まってくる。スーパー銭湯状態の川。

3日連続。今日もまた釣れ続け、本命ポイントまでたどり着けず。地元オイカワのフライフィッシング、例年より半月遅れくらいの最盛期。

同じ時間に同じ場所、4日連続の4日目。日に日に難しくなる(そりゃそうだろう)。反応鈍く30番を投入。でもハリスは0.6号で舐めてる。

1840からぱんぱん(バンバンではない)釣れ始める。フライ30番、ライン1番で7、8m先で10㎝のオイカワ釣ると、我は神なり感に浸れる。

フライフィッシングの面白さの一つは遠くで魚をかけること。

川の中に一人。

・・・

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