国立研究開発法人 水産研究・教育機構内水面グループの増田賢嗣・中村智幸・関根信太郎・松田圭史各氏による論文「日本の内水面における年少期の釣り経験」が、「水産増殖」の最新号(2022年、第70巻第2号)に掲載されました。
論文要旨:
大人に対するインターネットアンケート調査により、年少期の身近な河川湖沼における釣りの実態とその推移を検討した。
釣獲対象種はコイ科魚類、釣り方は自分で収集した餌を用いる餌釣りが最も多かったが、若い世代ではルアーによる外来魚釣りを挙げる回答者も多かった。
この傾向は釣獲対象種としてサケ科魚類が身近でない地域で明確に認められた。
最もよく釣りに一緒に行った人および釣りを教えてくれた人は、いずれも年少者同士が大半を占めた。
以上のことから、年少期における内水面の釣りの導入部としては餌釣りによるコイ科魚類の釣りが実態に即していること、内水面の釣りの普及のためには年少者同士で釣りに行ける環境を整備することが重要であると考えられた。
…子供の頃に釣りのような自然体験を豊富にした人ほどやる気や生きがいを持っている人が多い
…釣りのさらなる普及は適切な漁場管理および漁協経営のために取り組むべき重要な課題であり,そのような取り組みは地域経済の振興の一助にもなると期待される。 …
…日本人が年少期に徒歩もしくは自転車で行ける範囲の河川湖沼(前述のように,ため池や公園の池,用水路等を含む。以下,身近な河川湖沼)で釣れた魚の中で最も多かったのはコイ科魚類であり,とりわけ「フナ類」の各魚種であることが明らかとなった。 …
…内水面の釣りの普及のためには年少者同士で釣りに行ける環境を整備することが重要である …
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