東京都内水面漁場計画(素案)に関する意見を提出しました。

漁業法改定にともなう、釣り場作りへの新たな遊漁者参加制度を紹介した「釣り場作りに関わる10年に一度のチャンスです」には、大きな反響がありました。皆さんはもう意見を提出しましたか。つい忘れがちなので早めに対応しましょう。

「東京都内水面共同漁業権に係る内水面漁場計画(素案)に関する意見の募集について」、の締め切りは9月21日です。

東京都が示した参考様式にある「利害関係者であることの疎明」の欄について、不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。東京都の「漁場計画素案作成に当たっての基本的な考え方」を確認してみます。

都の河川は、漁業者や遊漁者だけでなく、水面を利用した各種レクリエーションの場として多くの都民に利用されている。また、子供からお年寄りまでの都民が気軽に水辺環境に親しむことのできる、最も身近な自然環境として広く利用されている。
さらに、近年は、流域環境や水棲生物を通じて、小学生等が自然を学ぶ教育や、流域住民を主体とする各種団体が河川環境や自然を考える場としての利用が高まっている。
そのような中で、遊漁者は、深い渓谷に分け入り天然魚に近いやまめ・いわなを釣りたいといった、本格的な渓流釣りを望む遊漁者や身近な河川でのヘラブナ釣りを楽しむ遊漁者など多様化が進んでいる。..

河川関係者の一員として「遊漁者」を明示しています。内水面漁業は遊漁者なしに成立しないと国も認めています。遊漁者は立派な利害関係人です。

知識不足でも見当違いでもとんちんかんでも、大丈夫です。気軽に声をあげましょう。プロフェッショナルな行政マンさんたちが、市民の声をフォローしてくれるはずです。

ちなみに編集部堀内が提出した「意見」は以下の通りです。

【意見】

多摩川は漁業者や遊漁者だけでなく水面を利用した各種レクリエーションの場として多くの都民に利用されている。漁業権管理者が漁業法および内水面漁業振興法にのっとり漁場を管理し、総合的な視点から河川環境を維持していく中心的役割を果たすためには、流域全体での河川管理が欠かせない。利用状況を把握するためにも〈同一漁協・同一遊漁券〉は適切な漁場管理の原則となる。よって多摩川漁協管轄内の上・下流域で、別々の遊漁券を買わなければいけない現状は不適切である。2002年4月に貴課漁業調整係は多摩川の漁場管理には同一遊漁券がふさわしいと発言したがいまだに実現していない。内共第3号・内共第5号・内共第12号が、同一の遊漁券で遊漁できるように必ず是正してほしい。

意見

参考様式

内水面漁業権漁場図 (令和5年9月1日から)

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