社員研修を行ないました

このたび、フライの雑誌社の社員研修を行いました。研修期間中は連日、朝から晩まで各種プログラムでびっちりでした。

メインは、初夏の渓流でのフライフィッシング演習です。後で知ったことですが、現地は前日まで、3千年に一度の大寒波に見舞われていたということです。見た目は最高の季節でも、川の中はとてもフライフィッシングどころの状況ではありませんでした。

入渓前の天国気分から、急転直下の疑念と不信と絶望、折れそうな気持ちを奮い立たせての再出発、ボウズ逃れの立案・実行・完遂と、いつものフルコンポを味わいました。危険な釣りでした。

夜は、見知らぬ夜の街をからだ一つでさまよい、よいお店を探しあてるサバイバルゲームを行ないました。デジタル機器の使用は一切禁止。釣り師としての野生のカンをとり戻すのが目的です。

このミッションを失敗すると心と懐に大ダメージを負いますが、ラッキーなことに見事クリア。とてもよいお店に巡りありました。店員さんの笑顔は素敵だったし、食べ物は新鮮で安くて美味しかった。

そのほか、飛び込みで入ったお昼ご飯も、初めてのお宿もぜんぶ正解でした。おかげさまで釣り以外は万事滞りなく、全日程を終えました。

読者の皆さまからもっと喜んでいただける本づくりに、たいへんハードだった今回の研修の成果を活かします。

以下写真で報告します。

川に入る前はいつも天国気分だけど…
現地は前夜まで三千年に一度の大寒波だったそう。ぜんぜん知らなかった
片道550キロメートルの片思い
なんでレネゲイドだったのか結んだ本人も分からない。それが野生のカン
第98号の特集で知ったオポッサムの巨大なニンフでボウズ逃れ。200R好きなんですよね。同行の江東区のHさんはクロスオーストリッチでボウズ逃れ。けっきょくシマザキフライに助けられた
第111号(2017)よく釣れる隣人のシマザキフライズ とにかく釣れる。楽しく釣れる。Shimazaki Flies すぐ役に立つシマザキフライの実例たっぷり保存版! Amazonさんに在庫があります。シマザキフライ関連掲載記事のバックナンバーは111号にまとめました。
SHIMAZAKI WORLD13 『フライの雑誌』第98号
特集◎クロスオーストリッチ 『フライの雑誌』90号
『水生昆虫アルバム  A FLY FISHER’S VIEW』 島崎憲司郎(文・写真・イラスト) 1997年初版、2000年第2版2刷、2005年に新装版。フライフィッシングの世界観を変えた古典 | 自分に営業力があると感じたことはこれまでの人生のなかで一切ないんだけど、『新装版 水生昆虫アルバム』に関しては、「この本は絶対持っていた方がいいです。特別付録もすごく価値がありますから。」と言うと、たいていの方が買ってくださる。高い本なのに。ありがたいです。
重版 山と河が僕の仕事場|頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから(牧浩之著)
新刊 『山と河が僕の仕事場2 みんなを笑顔にする仕事』(牧浩之著)