昨日は朝から街を歩き回った。
お巡りさん、今日の僕を職質しても、背中のリュックからは、本と打ち合わせ用の束見本と、古いフライリールと、干からびた鳥の死骸と、秘密の羽と毛しか出てきませんよ。しかも、呼び止めると、わりとウザい奴ですよ。
紙に書いて背中に貼っておいたおかげで、銀座→浮間舟渡→東中野→高円寺を、無事にうろうろできた。
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しかしである。
色々仕入れた新鮮な情報と楽しい気分が、夕方に知ったカールの件で、すべて吹っ飛んだよ。
わたしはおっさんなのに、カール好きなのに、こんなに買ってるのに。稀勢の里休場より北朝鮮のミサイル発射より、カールカレーあじ販売中止のインパクトが大きい。
資本主義の非情を思い知らされた。
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共謀罪があろうがなかろうが、権力はその気になればなんでもできるし、実際になんでもしてきた。権力が怖い本当の理由は、権力にラスボスがいないからだ。元超エリート官僚の昨日の記者会見を見てそう思った。
つい先ごろまでは、当の告発者が官僚トップの権力の座にあった。倒しても潰れても、いくらでも次の権力が順番を待っている。ぬらりひょんと入れ替わる。
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それにつけてもカール…