固定レイアウト型の電子書籍を、kindle PW と iPad(初期型)の両方でダウンロードして、読みやすさを比べてみた。書籍は芦沢一洋氏の名著『バックパッキング入門』。山と渓谷社編集。
kindle PWでは本文級数が4ポイントくらいになってほぼ総ルビ状態。物理的に読めない。拡大するとボケる。
iPadでは縦位置で本文が快適に読める。拡大もできる。ただし画面の光沢の関係で、文字の読みやすさはkindleの電子インクには及びもつかない。
…定着農耕文明の現行システムでのいきづまりを打破する道を、放浪と狩猟採集、遊牧へと、文化の質の転換を求めたということです。もちろんそれは前近代的な、かつての姿そのままという意味ではありません。現代の文化の質を反省し、その中から新しいノマディクスの道を見出そうとするものです。
健康な肉体を使って自然の中に融合し、自然の、あるいは生命の仕組みと生態を知り、そこから自然の中に生存するに値する生物の一員としての人間をとらえなおそうとする考えが、バックパッキングに結びついてきたのです。(16ページ)
これが1976年に書かれた文章だなんて!
kindle PWでのダウンロードはおすすめしませんが名著です。わたしは書籍で持ってますがもちろん。w