おかげさまで忙しいことと、「水産分野における産業管理外来種に関する関係者との意見交換会」の報告と、もつれあった赤いティペットと

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今日中に発送します。おかげさまでいそがしいです。

最新111号は、Amazonさんで初回納品分が売り切れてから、まだ補充されていない状態が続いています。マーケットプレイスには在庫がありますが、送料がかかりますし、フライの雑誌社書籍・取扱いショップで買っていただいた方が色んな意味でうれしいです。

26日は水産庁主催の「水産分野における産業管理外来種に関する関係者との意見交換会」へ行って発言してきました。緊張してうまく喋れず、大汗かいてストレスフル。要は、〈水産庁は気合い入れましょう。開きなおって踏ん張って、釣り人を味方につけましょう。〉と言いたかった。

産業管理外来種の指定は内水面水産業の振興に資するのか。」というわたしの質問に対して、「自分たちは内水面の漁業振興をしっかりやっているし、産業管理外来種も漁業権の中できっちりやっていく。」という水産庁からの回答がありました。産業管理外来種への指定が漁業振興に資する訳ないじゃん。ただでさえ内水面漁業はずっと右肩下がりになっているのに。

生物多様性保全の概念と、水産が社会のために長年やってきたことは、対立するに決まっています。生物多様性を原理的に主張する一群の人々の意見が世論の大勢になるとは思えないですが、トランプさんが大統領になっちゃうような世の中なので、なにか起こるか分からないです。そのときにまだ役所の立て前を振りかざしてるようじゃ、どうしようもない。

本来、水産庁は1993年の生物多様性条約締結のときか、遅くとも2003年の特定外来生物法のときに、きっちり自分たちの「水産の本分」を明確にし、対策をとっておくべきだった。釣り人や水産業界の側に自分たちの立ち位置があることを宣言しておくべきだった。2015年に産業管理外来種ができてそこから2年間かけてようやくどうこう言っても遅い。遅いけれども、今からでも開きなおって腹を割って、理論武装して、仲間を増やし、世論を味方につけるしかありません。

日本の内水面漁業の有り様が生物多様性の観点から問題視されるだろうことを、『フライの雑誌』は1990年代の誌面でも2005年の単行本『魔魚狩り』でもとっくに指摘しています。今回の意見交換会での高瀬美和子生態系保全室長の、〝過去を振り返って反省し今後に活かす〟という発言は、ある意味当然だけれども前進でした。

近く、「産業管理外来種」絡みで水産庁がパブリックコメントを行なう模様です。水産庁の今後の動きに注目を。

会場にはフライフィッシング業界で見知った顔もいくつかありました。行政主催の「意見交換会」へわざわざ自分で申し込んで出てきたのに、ひとことも喋らないで帰っていった人は、語るべき意見がなかったのか、呆れたのか、ただその場にいたかっただけなのか、よく分からないです。わたしだって言いたいことの十分の一も発言できなかったが、それはわたしの能力の問題であって、意気込みだけはあったし、その熱は通じたんじゃないかと思っています。(なさけない) こういう場では恥をかいてなんぼです。疲れるけど。

疲れたんで、昨日は川へ行ってきました。そうしたらなんと・・・。

水産庁がこういう催しをするのは大歓迎。ここまできっちりした形でなくて全然いいから、気軽に公式な場を開いてほしい。
約束もしていないのに毎回会う。赤いティペットで結ばれているのだろうか。なんて言ってたら、昨日も井上さんと会っちゃった。いよいよ桂川上空で赤いティペットがもつれあってるに違いない。
もうモンカゲの季節ですねえ。食われろよ。
モンカゲニンフで「来たっ!」と思ったらナイスッパヤだった。ハヤは大好きだけど狙ってたわけじゃないときに釣れてもちょっと。
まじかー。水面でローリングするなよー。ヤマメかと思ったじゃないかー。
ウグイしか釣れない。

魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか 水口憲哉(著)|ブラックバスは、濡れ衣だ! 異色のベストセラー
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桜鱒の棲む川 水口憲哉(2010)
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『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著/フライの雑誌社刊)
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新刊 『山と河が僕の仕事場2 みんなを笑顔にする仕事』(牧浩之著)
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新装版水生昆虫アルバム(島崎憲司郎著)
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