プロレスラー飯伏幸太選手がバンブーロッドを作ったから見に来てくれというので、待ち合わせ場所の多摩川下流の河原に出かけた。
渡されたバンブーロッドはスパイラルでホロービルトの極細という、常人にはちょっと構造がどうなっているのか分からない物凄いモノで、グリップもないブランクだけ。さすがいぶっさん、やることが違う。
だけどおれにこれをどうしろと、と途方に暮れていたら、いきなり風速90メートルの突風が! しかもなぜかわたしのすぐ隣に、秩父の人間重機の内田さんがツルハシを添えて登場している。
突風にあおられ、いぶっさんのロッドを持ったまま内田さんと二人でもんどり打って、どうと倒れた。わたしの手の10センチ上で握ったままのロッドがぐにゃり。「あー、やっちゃったねー。」と内田さんが秩父弁(?)でカラカラ笑った。
わたしは顔面蒼白、向こうから薄ら笑みを浮かべたいぶっさんが、指をポキポキしながらこちらに近づいてくる。なんといっても元KO-D無差別級チャンピオン、IWGPジュニアヘビー級王座にも輝いた希代のゴールデンスターですよ。
わざとじゃないんです、ごめんなさい、ごめんなさい。うわぁ。
と、大声で謝っている自分の声で目が覚めた。全身あぶら汗まみれ。
入稿前のこの時期はいつもだいたいこんな感じ。頭の中がぐちゃぐちゃPUNK。飯伏選手、勝手に変な夢見てごめんなさい。
The Haunted『バンブーロッド教書』のクリアまであともう少しです。