フライの雑誌-第64号

フライの雑誌第64号
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フライの雑誌特集すぐそこの海へ!「身近な海」の可能性に注目する

海はやったことがないから分からない、
興味がない、マニュアルがないと言うなかれ。
どんな釣りの場合もたいてい、
最初に始めた人がイイ思いをするものである。

税込価格1,250円

ISBN 9784503157140


INDEX

010 心に残るあの一匹 再会 小林伸行
012 特集◎すぐそこの海へ! 「身近な海」の可能性に注目する
047 釣りをしない時間に お泊まり釣行、猿の進化論 渡辺篤史
048 発言! 生物多様性を言い出すと… 青柳純
050 釣り場時評40/ 宇奈月、黒部川、水産庁ー。人と釣りと自然の連鎖反応に興奮する。 水口憲哉
052 日本釣り場論30 トラウト・フォーラムへの7つの疑問 座談会
057 アメリカオシドリひとり旅
062 優しき水辺56 斉藤幸夫
064 隣人のフライボックス第57回 黒沢聡
068 マッチ・ザ・バッチ 春の東京湾、バチ抜けシーバス最前線 牧浩之
076 鱒探し 伊井明生
081 釣り開始30分前まで、僕は「プログレ」を聴いている。 大谷新
082 バンブーロッド“目隠し”振り比べ座談会
090 発言! 釣り場への距離は、かくも遠い 山室泰宏
092 フライフィッシングとインターネットの幸せな未来のために(下) 片山哲也
097 隣人のフライパッチ3 福島&京都
102 コンプリート・マテリアル解剖実習・第2回 ヤマドリ 斉藤良文
108 ミニエッセイ “解禁”エトセトラ
114 私がバンブーロッドビルダーになった理由、そして、続ける理由 古田耕一
116 魚の数だけ楽しみがある!2 杉山充
121 SS1712DHと、尺二寸そば包丁 松田洋一
126 水辺の日常 岩谷 一
129 Flyfisherman’s Column 半・狂・乱 松本俊
130 ネルソンだより10 フライフィッシング・ガイドは夢の職業 キョーコ=マーフィー
138 九重町界隈通信9 おいちゃーん、釣れる? 田中典康
144 釣りを通して環境と“繋がる”ということ 小池祐介
146 フィールド通信/
148 読者通信
150 トラウト・フォーラム通信

内容紹介

フライの雑誌第64号-01
フライの雑誌第64号-02
フライの雑誌第64号-03
フライの雑誌第64号-04
フライの雑誌第64号-05
フライの雑誌第64号-06
フライの雑誌第64号-07
フライの雑誌第64号-08
フライの雑誌第64号-09
フライの雑誌第64号-10
フライの雑誌第64号-11
フライの雑誌第64号-12
フライの雑誌第64号-13
フライの雑誌第64号-14
フライの雑誌第64号-15
フライの雑誌第64号-16
フライの雑誌第64号-17

特集-すぐそこの海へ!「身近な海」の可能性に注目する

身近にいる魚を釣る。それが釣り本来の日常性で、
地域ごとの釣り文化の基盤だ。私たちは「島国」に住んでいる。
四方を海に囲まれている。沿岸は複数の海流がぶつかりあっている
世界有数の漁場だ。
日本の渓流魚はフライでは釣れないと、まことしやかに
唱えられていたのは今からわずか40年ほど前のことだ。
コイがフライで釣れると知られたのは
エポックメーキングだったが、いまやコイ釣りはごく当たり前だ。
時代の巡りとともに釣りものも広がる。

「海」のフライ、それも船からではなく、身近な“陸っぱり”での
フライフィッシングは、内水面でのそれに比べたら、
ほぼ手つかずの状態にある。
しかし全国には未知の海に目を向け、エキサイティングな
フライフィッシング生活を送っている人々が
少しずつではあるが増えている。
北は北海道から南は九州まで、「身近な海」での
フライフィッシングを独自の発想と工夫をもって楽しんでいる
釣り人に、それぞれの「身近な海」の魅力を熱く語ってもらった。

※渓流解禁のこの季節に敢えて特集「身近な海」。総ページ数35頁、取材エリアは北海道から九州まで、カラー頁もふんだんにまじえた未曾有の大特集です。これからの日本の海のフライフィッシングはこの記事がベースとなるでしょう。

マッチ・ザ・バッチ/春の東京湾バチ抜けシーバス10年の研究
春の東京湾バチ抜けシーバスは、海のフライフィッシングのお祭りだ。20代ながら豊富な海のフライフィッシングのキャリアを持つ筆者による、バチ抜けシーバス10年の研究の記録。「釣れすぎて面白くないかも知れない」バチ抜けフライパターンも公開。

バンブーロッド“目隠し”振り比べ 座談会
海外バンブーロッドのブランド銘を隠して振り比べてみた!
ある意味では今号でもっとも危険な企画です。編集部が用意したバンブーロッド8本を、ブランド銘を紙で覆った状態で振り比べてもらい、振った感想を座談会形式で自由に述べてもらいました。日本酒やワインでの「ブラインド・テイスティング」をフライフィッシング・タックルでやってみようと言うわけです。レナード、サマーズ、フリース、アロナー他、そうそうたる海外バンブーロッドを、普通の釣り人7人が、歯に衣着せず言いたい放題、真っ裸にします!

アメリカオシドリひとり旅
1羽のトリが釣り人の間を渡っていく間に、ぽろぽろと色々なフライが生まれていったら面白いんじゃないか。そんな企画を考えました。まず一人の釣り人にフライを3本巻いてもらいます。巻き終わったら次の釣り人へトリを送ります。次の人がトリを受け取ったらまた巻いて、次の人へとまたトリを送る。それを繰り返していきます。今回は4人の釣り人を「ダックちゃん」が渡りました。フライタイヤーそれぞれの個性と発想の違いを面白がってください

コンプリート・マテリアル 解剖実習 第2回 ヤマドリ
毀誉褒貶が相半ばした連載第1回。第2回目の今回は身近なようで身近でない「ヤマドリ」を取り上げました。「山鳥娘」「やわらか山鳥」「ヤマドリャー」など、フライライイング界を揺るがす新パターンも、惜しげなく発表してしまいました。

隣人のフライパッチ
福島&京都篇  なぜか大変な好評をいただいている「隣人のフライパッチ」。今回は福島&京都で取材しました。釣り場で出会った釣り人のフライパッチをのぞかせてもらう『隣人のフライパッチ』の第3回は、止水の管理釣り場です。東と西の管理釣り場で、おそるおそる、しかし決然とお願いしました。 あなたのフライパッチ見せてください!(ついでにタックルも)

フライフィッシングとインターネットの幸せな未来のために 片山哲也
コンピュータジャーナリスト片山哲也氏による、本邦初のフライフィッシャーマンの視点から見たフライフィッシング×インターネット相関論。平易な論理展開と明解な分析に、連載第1回は多くの反響がありました。ああこういうことなのか、と首肯くこと間違いナシです。

トラウト・フォーラムへの7つの疑問 
なんかよく名前を聞くけど、トラウト・フォーラムって本当のところなんなのさ。知られざるトラウト・フォーラムの実態を赤裸々に語る座談会です。フライフィッシング業界・某氏の「ピー」な話題まで登場しました。
全文公開中

ミニエッセイ “解禁”エトセトラ
季節は春、釣り人の心も浮かれる解禁。全国の7人のフライフィッシャーマンによる、“解禁”にまつわるあれこれの、心温まるミニエッセイです。一人の夜、釣りに行けない休日の午後などのお供に。

心に残るあの一匹
そのニジマスは、時間がたっていくごとに、まだまだずっと大きいことが判明していった。55はありそうだ、60はあるか、いや、65はある。ニジマスが派手に水面を割り、全身を露わにした。70以上ある!

…釣り人なら誰にでも、忘れられない一匹の記憶がある。北海道の某河川で出会った、心に残るあの一匹。衝撃の写真。

隣人のボックス 64
この魚のストマックが見たいと思ったら、とことん狙う。皆が狙って諦めたヤマメに手を出して、納得するまで粘り倒す(2~3時間はざら)。そんな釣りが私にとって最高最強だ。

…山梨県桂川・忍野地区に通い詰めている釣り人の濃い~フライボックス。

発言!1 生物多様性を言い出すと・・・
釣り人や内水面漁協などにとっては、種苗放流はごく当たり前に繰り返されている。だが、生物多様性をベースにした移入種問題の議論に当てはめてみると、実は、種苗放流は大問題だと言うことになる。

…近年のポリシーなき外来種叩きブームの本質を、新進気鋭の骨太ライター、青柳純氏が斬る。反響必至。

発言!2 道志川「リバーキーパー」活動に参加して感じたこと
…釣り人が良かれと思って釣り場作りに関わるとき、こんな現実にぶつかる。キャッチ・アンド・リリース区間で有名な、山梨県道志川「リバーキーパー」制度の真実とは。

反論・ 私がバンブーロッド・ビルダーになった理由、続ける理由。
プロ・バンブーロッド・ビルダーとして生活していく上での、壁と希望、理想と現実を赤裸々に綴った、第63号掲載の「私がプロ・バンブーロッドビルダーを辞めた理由」には、大きな反響がありました。今号には、現役のプロ・ビルダーからの反論を掲載しています。

ネルソンだより10 フライフィッシング・ガイドは夢の職業
「フライフィッシング・ガイドって、青空の下、ピクニックランチを持ってクライアント達と川へ行き、日がな一日好きな釣りを楽しむんだろう? いや、実にいい職業だ。」

…ニュージーランド在住のキョーコ=マーフィー氏が深い洞察力とあたたかい視線、オリジナリティあふれる筆致で語る、人気連載第10回。

フィールド通信
「北海道遊漁制度研究会」をどう評価するか。他 <編集部レポート>

  • 昨年秋、北海道行政が新しい公的組織「遊漁制度研究会」を発足させた。「釣り=遊魚」を行政システム化させていくことを狙った日本で初めての組織だ。「遊漁制度研究会」は、自由で気持ちの良い釣りを楽しめる将来につながる有意義な存在なのか、それとも釣り人の意見を聞く耳を持たない、北海道の釣りを不自由にする反動的な存在なのか。行政担当者に直接取材した。
  • 東京都の奥多摩漁協が2004年から値上げした。値上げするだけの理由はどこにあるのか。東京都はきちんと監督指導しているのか。呆れてしまうその内実をレポート。
  • 霞ヶ関発・「川と湖の釣りを考える連続勉強会」が発足した。霞ヶ関発信の画期的な「勉強会」を評価する。
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