春はガガンボ
ガガンボは裏切らない。頼れる一本の効きどこ、使いどこ
Crane fly [Antocha bifida]
シンプルで奥の深いガガンボフライは渓流・湖・管理釣り場を通じた最終兵器になる。オールマイティなフライパターンと秘伝の釣り方を大公開。最新シマザキ・ガガンボのタイイング解説保存版。
『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』(島崎憲司郎)でガガンボの生態を確認する。|ガガンボ座談会 ガガンボ大好き!|隣人の[ガガンボックス]|みんなのガガンボ|最新シマザキ・ガガンボ初公開 タイイングの手順|SHIMAZAKI DESIGN INSECTROUT STUDIO
一通の手紙から|フロリダの釣り友だちとの30年 塩澤美芳さん 本誌編集部まとめ
宛先のない手紙/六角竿からグラスロッドへ/スピードスティックの誕生地/同い歳の釣り友だち
島崎憲司郎|山田二郎|中馬達雄|牧浩之|川本勉|カブラー斉藤|井上逸郎|荻原魚雷|樋口明雄|水口憲哉
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『フライの雑誌』第119号
本体1,700円+税(2020年2月15日発行)
ISBN 978-4-939003-81-3
※店舗には2020年2月16日以降に並びます。
※少部数です。ご予約注文をお願いします。
※Amazonなどネット書店でも扱われます。ネット書店経由での発送は2月下旬になります。
内容紹介
[フライの雑誌]第119号 目次
002 何が起きるか分からない時代へ ダム建設と原発反対、昨秋の台風被害に考える
釣り場時評93 水口憲哉
009 カラー 優しき水辺 第114回
斉藤ユキオ
010 特集 春はガガンボ
ガガンボは裏切らない。頼れる一本の効きどこ、使いどこ
ガガンボなら知ってる。たいていどこの川にも、たっくさんいるよね。アダルトは早春から春によく見るよ。脚が長ーーいの。フックサイズ16番、18番くらいかな。石の裏でよく団子になってる。ダイレクトハッチなんだってね。けっこう派手なライズ。ピシッみたいな。イマージャーの釣りも重要らしい。風の強い日はガガンボチャンス! 何食ってるか分からなければガガンボ結べばいいって聞いた。釣り上がりでも使えるガガンボフライ? ライズしてるのに釣れない、なんで? ライトケイヒルだってグリフィスズナットだって、ガガンボっちゃあガガンボでしょ……。
フライフィッシングっぽさ満点、
ライズの釣りに欠かせない身近な虫。
よく分かってるようで謎だらけ、
ガガンボ・フライのマニアな大特集
012 『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』(島崎憲司郎)で
ガガンボの生態を確認する。
釣り人から見たガガンボの生態は本誌第6号(1988)の島崎憲司郎さんの連載で初めて紹介された。1997年刊単行本『水生昆虫アルバム』PartⅡ〈ウスバヒメガガンボ〉から抄録紹介する。水生昆虫の生態をフライフィッシャーの視点で語ってこれを超える書籍はない。
014 ライズがあればひとまず結ぶド定番のフライ
平野貴士
015 本流激戦区銀座状態の裏技ワザ
市村 晃
016 ライズがなくてもウエットをナチュラルに流すと
水野隆信
017 信頼度ナンバーワン ボウズ逃れのXOガガンボ 16番
浅沼 徹
018 豆腐ブロックの奥のガガンボはよく水に流される
松井真二
019 シンプルゆえに幅広くマッチするCDCソフトハックル
樋渡忠一
020 水面で何かやってるならソフトハックルでどうにかなる、かも
堀内正徳
021 隣人の[ガガンボックス]
井上逸郎さん
022 みんなのガガンボ
平野貴士/市村晃/水野隆信
023 みんなのガガンボ
和氣博之/西村亮一/浅沼 徹/本田智志
024 本誌バックナンバーに登場したガガンボフライたち
牧浩之/松井真二/佐々木司/山中覚仁/杉本桂司/井上逸郎
025 ガガンボ座談会 ガガンボ大好き!
山梨県・桂川、栃木県・鬼怒川のヤマメ釣り
市村晃さん/松井真二さん/井上逸郎さん
ガガンボはとくに春先の渓流のマッチ・ザ・ハッチのフライフィッシングで意識したい水生昆虫の代表選手だ。ふだんからガガンボ絡みの釣りを楽しんでいる三人に集まってもらって、ガガンボの釣りの魅力と難しさ、信頼しているフライパターンとその使い方のコツを聞いた。
ガガンボの季節、ハッチの特徴/ガガンボにはライズしない?/ドリフトか直撃か/ガガンボフライの決定版/黒いガガンボは食われない?/ガガンボ団子とアイカザイム/効果的! ガガンボ・ウエット/大ヤマメをとりこむコツ/ガガンボは裏切らない
032 ガガンボは万能である|状況に応じて使い分ける6つのパターン
和氣博之
038 迷ったらガガンボ!|解禁と同時にトップシーズンの狩野川
水野隆信
042 鬼怒川銀座のガガンボ祭り|ライズを待つ間に
市村 晃
049 「ガガンボ本」紹介 編集部まとめ
050 トピックス
〈ロシアの大自然〉展/14シーズン目の人工産卵場/フィッシング・カレッジ2019 10月講座/台風19号関東直撃/山田さんと島崎憲司郎さん/〈秋の槻の池 キャスティング ミニスクール〉/日本クマネットワーク・シンポ/一緒にタイイングしませんか/地上最強のカラテのクマ/葛西善蔵〈雪をんな〉論/カエル君が英国デビュー/真冬の九州取材/海フライでもマシュマロ
056 こだわりは足元から 煩悩まみれのウエーダー選び
大木孝威
060 フライロッド進化論
川本勉
066 稚内へ帰る。
カブラー斉藤
072 最新シマザキ・ガガンボ タイイングの手順
SHIMAZAKI DESIGN INSECTROUT STUDIO
[SBガガンボA] Stretch Body Simple Crane fly
[SBガガンボB] (CDCパラシュート)
タイイング:山田二郎 解説キャプション:井上逸郎
編集部がのぞき見してきた島崎憲司郎式タイイング・アイデア
082 一通の手紙から|フロリダの釣り友だちとの30年 塩澤美芳さん 本誌編集部まとめ
宛先のない手紙/六角竿からグラスロッドへ/スピードスティックの誕生地/同い歳の釣り友だち
090 もっと釣れる海フライ5 新しいフライロッドが来たぁ| 「NRX+」で魚を釣った一番早いインプレッション
中馬達雄
097 高原町通信22 はじめての巻き狩り
牧浩之
104 山暮らし二十年
樋口明雄
112 続・我が家がバルス
内田 牧
114 自作フライリール、カタカタ君2号機 ラピュタ式ドラグシステム導入の巻
浅沼 徹
116 安吾の無頼フィッシング
萩原魚雷
120 水辺のアルバム16 渡りと地着きの一万年
水口憲哉
125 読者通信
126 ショップリスト
128 編集後記
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『フライの雑誌』第119号
本来1,700円+税(2020年2月20日発行)
ISBN 978-4-939003-81-3
編集発行人:堀内正徳
印刷製本:(株)東京印書館
表紙写真:フライの雑誌
発行所:(有)フライの雑誌社
〒191-0055 東京都日野市西平山2-14-75
TEL.042-843-0667 禁・無断転載