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【公開記事】本を捨てる(「葛西善蔵と釣りがしたい」から)

… わった。ポイする本たちを紐でキュッと縛りながら、何年たっても「ポイ」されないような本をわたしは作ろう、と思った。 (「葛西善蔵と釣りがしたい」収録) ・ ・ 「編集長」とアジノモト どうでもいいことだが、わたしのことを呼ぶのに「編集長」という肩書きを使う方がいらっしゃる。たしかにフライの雑誌社の出版物の奥付には「編 …

葛西善蔵についてもっと語ろう

… 災への全国文学館協議会からのメッセージだが、官製全国コロナパニック状態の現在に、タイムリーな企画とも読める。コロナだから葛西善蔵についてもっと語ろう。 葛西善蔵の作品の中から、関東大震災の影響が窺えるものをパネルでご紹介します。 来館が難しい方にもご覧いただけるように、全パネルのPDFデータを掲載いたしました。そちら …

『青森の文学世界』に葛西善蔵〈雪をんな〉論掲載

葛西善蔵の〈雪をんな〉は、小品ながら葛西作品の中でも読みやすく、人気がある。(人気が高い、と書くのには気がひけるくらい読まれていない気がする。そもそも「人気」の目安とはなんなのだろう) 2017年の夏、青 …

【公開】白昼の訪問者|『葛西善蔵と釣りがしたい』より

単行本『葛西善蔵と釣りがしたい』(2013)より、「白昼の訪問者」を公開します。必ず足の甲を目がけて落ちてくるピンポンは直しました。 (編集部) ・・・ 『葛西善蔵と釣りがしたい』(2013)収録 白昼の訪問者 ・  …

青森県近代文学館「葛西善蔵生誕130年特別展」に行ってきました

とんでもない理由により、青森県近代文学館「葛西善蔵生誕130年特別展」へ行ってきた。葛西善蔵でここまでやるのか!と思える、情熱のほとばしる文学展だった。 展示をひとしきり堪能したあと、企画ご担当の文学主査Tさんを事務所へおとない、挨拶させていた …

【公開】この雨が上がれば|単行本「葛西善蔵と釣りがしたい」より

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そろそろマルタウグイの季節です。単行本『葛西善蔵と釣りがしたい』(フライの雑誌社2013年)より、「この雨が上がれば」を紹介します。 ・・・・・・・・ 毎年、三月下旬から四月上旬に東京へ多めの雨が降る。東京都を東西に流れ下る多摩川は、その時季に …