「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(案)」に対する意見の募集(パブリックコメント)

>「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(案)」に対する意見の募集(パブリックコメント)について

2015年1月11日(日)まで

>「外来種被害防止行動計画(案)」に対する意見の募集(パブリックコメント)について

2015年1月11日(日)まで

我が国の文化は海と山の恵みをもたらす豊かな自然に支えられてきました。
外来種被害防止行動計画案パブコメ資料から(環境省・農水省・国交省)

本当にそう思うんだったら無駄な公共工事とか原発とかダムとか今すぐ止めればいい。外来種への対応を説明するのに「火の用心」と「ダイエット」を持ち出している。ばかじゃないか。国民の税金を使ってこういうつまらない資料を作って臆面もなく発表してる学者と官僚のドヤ顔が目に浮かぶ。

今回新しく登場したのは〈産業管理外来種〉というカテゴリ。

適切な管理が必要な産業上重要な外来種。産業並びに生業の維持又は公益性において重要で、代替性がなく、その利用にあたっては留意事項に沿って適切な管理を行うことが必要な外来種

という位置づけだ。魚類では、レイクトラウト、ブラウントラウト、ニジマスが、産業管理外来種の候補になっている。この点についても意見を送れる。

「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(案)(パブリックコメント版)<動物>」から、魚類についてそれぞれのカテゴリの候補を以下にまとめた。

「なんだこの魚?」みたいなの連発で、かなりマニアックな熱帯魚屋さんの扱い商品リストみたいなことになっている。「今さらこれを外来魚扱いしてどうする」と感じる魚もあるかもしれない。でもお国は大まじめだ。笑わないこと。いや、笑っていいかも。

・・・・・

定着を予防する外来種(定着予防外来種)
・侵入予防外来種 ブラウンブルヘッド、フラットヘッドキャットフィッシュ、ホワイトパーチ、ラッフ、ラウンドゴビー

・その他の定着予防外来種 ガー科、レッドホースミノー、オリノコセイルフィンキャットフィッシュ、ヨーロッパナマズ、ノーザンパイク、マスキーパイク、パイク科、ガンブシア・ホルブローキ、ナイルパーチ、ストライプトバス、ホワイトバス、ケツギョ、コウライケツギョ、ヨーロピアンパーチ、パイクパーチ、スポッテッドティラピア

総合的に対策が必要な外来種(総合対策外来種)
・緊急対策外来種 チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)、ブル-ギル、コクチバス、オオクチバス

・重点対策外来種 タイリクバラタナゴ、カダヤシ

・その他の総合対策外来種 オオタナゴ、ソウギョ、アオウオ、コクレン、ハクレン、ペヘレイ、カワスズメ、ナイルティラピア、ジルティラピア、ソ-ドテ-ル、カラドジョウ、パ-ルダニオ、ゼブラダニオ、アカヒレ、マダラロリカリア、スノープレコ、アマゾンセイルフィンキャットフィッシュ、ウォーキングキャットフィッシュ、ヒレナマズ、カワマス(編注:ブルックトラウト)、グッピ-、インディアングラスフィッシュ、コンウ゛ィクトシクリッド、ブルーティラピア

適切な管理が必要な産業上重要な外来種(産業管理外来種)
レイクトラウト、ニジマス、ブラウントラウト

【国内由来の外来種、国内に自然分布域を持つ国外由来の外来種】
総合的に対策が必要な外来種(総合対策外来種)
・その他の総合対策外来種
 琵琶湖・淀川以外のハス、東北地方などのモツゴ

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それぞれのカテゴリの扱いは分かりづらい。上記のパブコメ資料に一応書かれていることになっている。

今回新登場した「産業管理外来種」は釣りや漁業権と関連して、具体的にどんな扱いを受けるのか。編集部では関係庁に確認中だ。

パブコメの書き方としては、例えば「この魚は〈緊急対策外来種〉ではなくて、〈重点対策外来種〉のほうがふわさわしい。その理由は…」とか、いろいろ考えられる。

「外来種被害防止行動計画(案)」に対する意見の募集(パブリックコメント)について 関連資料
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