『淡水魚の放射能』(水口憲哉)へのご意見・ご感想を紹介します。10/12

日曜日の昼前、待ちわびていた書籍が自宅に届けられました。「淡水魚の放射能」水口憲哉著/フライの雑誌社刊 恥ずかしながら、本をネットで買ったのはこれが初めてです。この本が出版されていなかったら、ネットで本を注文することなく人生を終えていたかもしれません。

このブログではこれまでも定期的に魚類の放射能汚染の実態や、霞ヶ浦水系を中心とした釣り場の汚染についても取り上げてきました。ですので日頃このブログをご覧になっている方ならば、私が魚類の放射能汚染についてどのように考えているのかはおおよその察しがつくことと思います。

しかし私は放射能汚染の専門家ではありません。自分なりに色々と調べたりもしてきましたが、所詮は専門家が発信する情報をもとにした自分自身の解釈に過ぎないのかもしれません。でもだからこそ、今でもあらゆる情報が欲しいと思っています。...
IKE-Pの釣れづれ日記

釣り人ならではの視点が身にしみてきます。とてもありがたい書評です。

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「フライの雑誌社」という小さな出版社から9月1日に発行された東京海洋大学の水口憲哉名誉教授が書き下ろした「淡水魚の放射能」(税込定価1200円)を読んだ。著者によれば福島第一原発事故以前、日本では淡水魚に対する放射能汚染の研究が全く進んでいなかったと言う。

編集発行人の堀内正徳さんは言うまでもなく、FJC日本釣りジャーナリスト協議会の会員だが、発刊に当たって場合によっては釣り業界から反感を買うかもしれない――と悩んだそうだ。しかし、未だに隠ぺい体質が見え隠れする東電や政府の対処について、手をこまねいているだけてはジャーナリストの矜持が揺らぐと出版に踏み切った。
〈釣り界を震撼させる新刊「淡水魚の放射能」(水口憲哉著)はマニア必読の好著!〉

日本釣りジャーナリスト協議会会友の森本義紀さんが、『淡水魚の放射能』を紹介してくれました。長年釣り業界に携わってこられた森本さんが、「川や湖沼に住む淡水魚には“逃げ場”がない。」と語る熱い書評をぜひご一読ください。

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選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。
千葉日報 9/12

千葉日報さんが釣り情報欄で扱ってくれました。

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グリーンピースが抜き打ち調査 <川魚もアブナイ> 福島原発事故で、日本近海の魚は一体どれほど汚染されたのか。ヤバイのは海だけではない。東京海洋大名誉教授の水口憲哉氏が緊急出版した「淡水魚の放射能」(フライの雑誌社)には、2012年3月、福島・飯舘村の新田川のヤマメから1万8700ベクレルの放射性物質が出てきたことが書かれている。雲の移動との関連で、標高が高いほどより多くのセシウムが沈積するという。川のサカナも危ないのだ。

ゲンダイネット 9/10

回転寿し店で回っていたマイワシから10.9Bq/kgのセシウム検出、の報を受けて日刊ゲンダイさんが。

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霞ヶ浦の放射能汚染が気になっているところに、こんな本を発見!
早速買って読んでみた。非常に衝撃的な事実が淡々と語られています。
過去の核実験やチェルノブイリ事故での、各国の魚の放射能汚染の実態が分かります。・・・

霞水系釣行記 tomさん 9/21

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【抜粋】福島原発の事故から1年半がたち、放射能汚染への警戒心が薄れているが、そんな中、ショックな本が出た。国会事故調で参考人になった東京海洋大名誉教授、水口憲哉氏が書いた『淡水魚の放射能』(フライの雑誌社)である。アユなどに代表される川魚の汚染について、きちんと書かれたものはなかった。水口氏の著書はまさに、そこに注目、言及しているのだが、恐ろしいことが書かれている。

〝セシウムというのは粘っこいんです。だから、川の水で流されるわけではない。小さい穴、くぼみ、藻類、水生昆虫などにへばりつくんです。‥それをエサにして食べる魚は放射能まみれになってしまう。山からも放射性物質はなくなりません。‥家の周辺だけ除染するしかない。我々は放射能が減らないことを認識しながら生きていかなければなりません。〟 ・・・

衝撃の専門書「川魚の放射能はなくならない」 「時間がたてば解決」は大きな誤解
(日刊ゲンダイ2012/10/11)

※著者へ独自のインタビュー取材をされている。見出しはいかにもゲンダイ風でセンセーショナルだがこれが現実。放射能汚染に関しては事実から目を背けたり歪曲したり、なかったことにする報道が多い。事実を事実として見つめることが大切です。(編集部)

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『淡水魚の放射能』(水口憲哉=著)
amazon3部門で同時第1位になりました(10/13)。環境問題/地球科学・エコロジー/建設・土木部門(?)です。