『Backcasts: A Global History of Fly Fishing and Conservation』(シカゴ大学出版局)が来年5月に発行

シカゴ大学出版局は、映画「リバー・ランズ・スルー・イット」の原作、『マクリーンの川』(ノーマン・マクリーン著)の出版元です。シカゴ大学出版局が近く『Backcasts: A Global History of Fly Fishing and Conservation』という単行本を出します。南アフリカから日本まで、世界各国のフライフィッシング愛好者たちが河川の環境保全に果たした役割を、地域ごとの歴史軸でまとめた一冊です。

この本では、小社編集人の堀内が「A History of Angling, Fisheries Management and Conservation in Japan
」(原題:日本のマス釣りを知っていますか)という一章を受け持たせていただきました。2013年の夏にお声がけをいただいて執筆し、査読を受けて今年の夏まで確認作業をしていました。

紹介してくださったのは、北海道大学低温科学研究所の白岩孝行さんです。白岩さんは先方の編集者さんとの窓口になり、わたしの稚拙な日本語を、格調高い英文へ翻訳してくださいました。英語ができず、学術論文仕事がまったく未経験のわたしを常に励ましてくださり、辛抱づよく最後までていねいにご指導くださいました。本当にたいへんだったと思います。

原稿では、本誌に寄稿してくださっている身近な皆さんのご意見をいただきつつ、執筆時点での自分の知識と情報と経験をおとしきりました。このような機会を与えてくださった白岩さんには本当に心から感謝しています。

本が来年5月に出版されることに決まったとの連絡を受け取りました。すでにAmazonでも予約が始まっているようです。ご興味のある方はぜひリンク先をご覧ください。

20151210

ch